表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニーク賢者の異世界冒険記  作者: ハヤテ
第1章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/65

第26話 新たな「お願い」と、これからについて

前回のあらすじ


 春風とリエラ、お互いに感謝の言葉を言う。


 しばらくして、春風とリエラはログハウスの中に戻った。


 中ではヘリアテスと精霊王達、そしてヨルサが待っていた。


 心配そうな表情をするヘリアテス達に、リエラは笑顔で「大丈夫」と言った。


 その後、ヘリアテスは春風に、


 「すみませんが、もう一度アマテラス様を呼んで欲しいのですが……」


 と頼もうとしたその時、春風のスマホが鳴り出したので、春風はすぐに出た。


 「はい、もしもし」


 『おぅ春風、ゼウスだ。ちょうど話し合いが終わったんで、アマテラスに代わって今からそっちに行くわ』


 「わかりました」


 春風はそう答えると、アマテラスの時と同じようにスマホをかざすと、画面が光り、魔法陣が描かれ、そこからボタン全開にした白いワイシャツと青いジーンズ姿のワイルドなお兄さん、ゼウスが出て来た。ちなみに、ゼウスも素足だった。


 「よ、春風、数時間ぶりだな」


 「はい、数時間ぶりですゼウス様。あの、アマテラス様は?」


 「休ませた」


 「はぁ、そうですか」


 「まぁそれはさておき」


 そう言うと、ゼウスはヘリアテスの方を向いて、側に近づくと、


 「久しぶりだなぁ、へリア嬢ちゃん。アマテラスの言う通り、ホントに縮んでんな」


 と、ヘリアテスの頭を軽くポンポンとしながら言った。


 「ちょ、ちょっとやめてくださいゼウス様!」

 

 恥ずかしそうに嫌がるヘリアテスを見て、ゼウスはハハハと笑った。


 「さて、感動の再会はこれくらいにして……春風」


 「はい」


 真面目な表情のゼウスを前に、春風は緊張し出す。

 

 「今日聞いた情報をもとに他の神達と話し合った結果、地球……いや、エルードと地球、2つの世界を救うには、侵略者の連中をやっつけて奪われたへリア嬢ちゃん達の力を取り戻さなきゃいけねぇという結論に至った」


 「……」


 「つーわけで、俺らの『お願い』を叶えた後で申し訳ねぇが、新しい『お願い』だ」


 ーーゴクリ。


 ゼウスは困った笑みを浮かべながら申し訳なさそうに言った。


 「嬢ちゃん達、助けてくんね?」


 『か、軽ぅ!!』


 「わかりました」


 『は、早ぁ!!』


 春風とゼウスによる、あまりにも軽いノリのやり取りに、ヘリアテス達は悲鳴をあげた。


 その後、ゼウスは「さてと」と言ってヘリアテスに向き直った。


 「とまぁ、そんなわけだ。謝罪とか感謝の言葉は、無事に全部が終わったら聞いてやるから、それまでその気持ちは取っといてくれや」


 「っ! はい、わかりました」


 ヘリアテスは申し訳なさそうに返事した。


 「よっしゃ! それじゃあ、今後について話し合いといこうじゃあねぇか」


 そう言ってその場を仕切るゼウスに、春風達はコクリと頷いた。


 それから1時間後。話し合いが終わって、


 「それでは、今後の予定について確認します」


 と言うヘリアテスに、その場にいる全員の視線が集まった。


 「まず、リエラには明日、中立都市マイスターンに戻っていつものようにハンターとしての活動に取り組むように」


 「うん、わかったよお母さん」


 「そして春風さん。貴方には1週間ここに滞在してもらって、必要な知識や装備、さらには自身の力の扱い方を身につけてもらいます」


 「わかりました」


 「そんじゃ終わったところで、俺は一旦みんなのところに戻るわ」


 そう言って、ゼウスは春風のスマホを通してアマテラス達のもとに帰った。


 「ごめんね春風。いきなり別行動ってことになっちゃって」


 「気にしないでください、リエラさんにはハンターとしての仕事がありますから」


 リエラからの謝罪に、春風は困ったような笑みを浮かべながら答えた。


 「……あのさ、春風」


 「何でしょうか?」


 「その、『さん』づけと敬語、止めて欲しいんだけど、だめかな?」


 「……はい?」


 リエラからのいきなりの提案に、思わず「?」を浮かべる春風。


 「ほら、私達、これから一緒に悪い奴らをやっつける仲間になるわけだし、敬語で話す春風も悪くなかったけど、せめて仲間の前では少しくらい砕けた言葉使いになってもいいかなぁなんて……」


 「えーと……」


 困った春風は、チラリとへリアテスの方を見た。


 「ええ、いいですよ。男の子なら……というか春風さんなら、少しくらい乱暴なくらいが丁度いいと思います」


 そう言われた時、春風は昔、涼司に言われたことを思い出した。


 『お前みたいなのはな、少しくらい不良(ワル)なのが丁度いいんだよ』


 (オヤジ)


 そして春風はフッと笑うと、リエラの方を向いて、


 「()()()()()()()()()()()()


 そう言われると、リエラは明るい笑顔になって、

 

 「それじゃあ改めて……固有職『妖獣戦士』のリエラ・フィアンマです。ハンターをやっています」


 リエラはスッと春風に右手を差し出した。


 それを見て、春風はリエラの前に立ち、


 「固有職『見習い賢者』の幸村春風。ちょっとユニークな、一般人だ」


 その右手を掴んだ。


 

 


 


 


 


 


 

 


 


 

 次回、準備編パート2、始まります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ