第18話 少女が告げる、衝撃の事実
大変遅くなって申し訳ありませんでした。1日遅れの投稿です。
前回のあらすじ
春風君、小夜子&クラスメイト達に別れを告げて、リエラと一緒にファストリアを飛び出す。
ファストリア王国を飛び出してからも、春風とリエラは走り続けていた。
そして広い草原に着くと、走るのをやめて立ち止まった。
全力で走ったせいか、2人共息が切れそうだった。
その後、ゴロンと草原に倒れ込むように横になった。
春風は仰向けになって空を見た。
(あぁ、空が広いなぁ)
そんなことを考えていると、
「アハ、アハハハ、アハハハハハッ!」
と、リエラが急に笑い出した。
「ど、どしたんですかリエラさん?」
「あ、ごめんごめん。すっごく楽しかったからさ、つい思い出しちゃったんだ」
「楽しかったって?」
春風がそう尋ねると、リエラはバッと起き上がってから答えた。
「もちろん謁見の間でのことだよ。春風も見たでしょ? 王様の間抜け顔といい、騎士達のやられっぷりといい、まじでざまあみろって思わない?」
「…… 俺にそんな趣味はないよ」
「え、そうなの?」
春風はしばらく考え込むと、スッと静かに起き上がってリエラに向かって正座した。そして、
「リエラさん」
「?」
バッ!
「巻き込んでしまって、申し訳ありませんでした!」
勢いよく土下座した。
4秒の沈黙。
「え、ちょっと待って! いきなりどうしたの!? なんで春風が謝るの!?」
慌てて尋ねるリエラ。しかし、春風は土下座を崩さずに答える。
「だって思いっきり俺個人の都合に巻き込んじゃって、結局ウィルフリッド王に許可を貰うことが出来ずに国を飛び出しちゃって、そのせいでもしかしたら一緒に指名手配なんてことになったらどうしようって考えちゃって」
「そんなの、全然気にしないよ! 私、アイツらっていうか、ファストリア嫌いだし!」
「え?」
リエラのその言葉を聞いて、思わず顔を上げる春風。リエラはスッと立ち上がり、
「春風、見て」
と、とある方向を指さした。
春風は何だろうと思って立ち上がり、指さした方向を見ると、そこには、城を中心に円になるように、白い外壁で囲まれた大都市があった。
「もしかして、あそこって……」
「そう、さっきまで私達がいた、ファストリア王国だよ」
へぇそうなんだと思いながら、春風は今は遠くにあるファストリアを眺めた。
「こうして見ると、結構綺麗なんだね」
春風が素直な感想を言うと、リエラは低い声で答える。
「確かに綺麗だよ。でもさっきも言った通り、私はファストリアは嫌いだよ」
「それはどうして?」
「アイツら、お母さんを侮辱したんだ」
「お母さん?」
リエラは静かに春風に向き直ると、真剣な眼差しで質問した。
「春風、[鑑定]か[解析]、もしくはそれっぽいスキルって持ってない?」
「……[鑑定]を持ってるよ。使ったことはないけど」
するとリエラは、春風を前に両腕を広げた。
「そのスキルで、私のステータスを見て欲しいんだ」
いきなりそんなことを言われて、春風は一瞬戸惑ったが、真面目な表情を崩さないリエラを前に、深呼吸をして気持ちを落ち着かせると、
「スキル[鑑定]、発動。リエラさんのステータスを表示」
そう言って、エルードに来て初めての鑑定を行った。
その結果、
「!? なんだコレ!?」
鑑定後に現れたのリエラのステータスには、こう記されていた。
リエラ・フィアンマ(混血(人間+妖精+獣人)/17歳/女) 職能:妖獣戦士
レベル:30(BP:0)
生命力:500
魔力:500
持久力:330
筋力:407
耐久:406
知力:408
精神:410
敏捷:410
運勢:そこそこ良し
魔力属性:無、火、土、光
スキル:体術(レベル:10)、剣術(レベル:10)、両剣術(レベル:10)、精霊魔法【火】(レベル:10)、精霊魔法【土】(レベル:10)、精霊魔法【光】(レベル:10)
専用スキル:妖精化(レベル:10)、獣人化(レベル:10)
装備:焔刃フレイムローズ、舞姫の戦闘服、精霊の髪飾り、軽業士のブーツ、擬態のチョーカー
称号:女神に育てられた者、精霊王の弟子、固有職保持者、ハンター(一人前)、白炎
(俺と同じ固有職保持者? いや、それより種族が『混血』って? ていうかそれ以上に『女神に育てられた者』って一体?)
あまりの情報に混乱する春風。しかし、どうにか正気に戻ってリエラに質問する。
「リエラさん、あなたは一体、何者なんですか?」
若干混乱している様子の春風の質問に、リエラは真面目な表情で答える。
「ステータスに書いてある通りだよ。私は、小さい時から『女神』であるお母さんに育てられたの。そしてその『女神』というのが、アイツらが『邪神』と呼んでいる存在。そして……」
ーーこの世界の、本当の神様の1柱だよ。
「な、なんだって」
リエラの言葉に、ショックを隠すことが出来ない春風。
そんな春風に、リエラは背を向けながら、
「ついて来て春風。お母さんに会わせるから」
そう言って、スタスタと歩き出した。
春風はまだ少しショックが残っているが、すぐにリエラの後を追った。
謝罪
今回、リエラさんのステータスがなかなか決まらなかったうえに、称号の1つがうまく入力できなくって、どうにかそれっぽく整えていたら1日遅れてしまいました。前書きでも書きましたが、本当に申し訳ありませんでした。
今後もこのように投稿する日時が遅れることがあるかも知れませんが、途中でやめるつもりはありませんので、最後までよろしくお願いします。
次回、春風君、神様に会います。




