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滅亡回避し栄華を手に! 名門だけど滅び歴史に埋もれた豊嶋家の嫡男に転生したので天下統一を目指します。  作者: 武雅


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動き出す

俺が今回、川越城に持ち込んだのはスリングだけでなく、弩、大型連弩、大型バリスタ、滑液包炎、銅製の手榴弾、木材を現地調達して組み立てる投石器、そして打上げ花火だ。


弩は弓に比べると連射が出来ない欠点があるが誰でも扱える。

誰でも扱えるという事は籠城している人間が全員弩を使い矢を放つことが出来るという事だ。

そして大型連弩、威力を高める為大型になり持ち運びが難しいが要所に配置すれば役に立つはず。

大型バリスタは持っていくか悩んだが門に配置し攻め寄せる敵兵に向けて発射すれば数人の兵を貫通するだろうから脅しにはなると思う。


川越城を増改築する際に石垣を築いたが石垣職人なんていないから普通に人足を雇い、俺がネットで調べた石を割る道具を使い入間川の河川敷に転がっていた丸い大石を歪な四角形に加工している。


そして石の形を整えた際に出る端石などは本来石垣の隙間に入れるか捨てるかするのだが、三ノ丸の水堀が狭い場所の塀のそばに詰まれている。

投石に使うのは河川敷から拾って来た拳台の石でも良いのだが、割った端石は尖った部分などがあるのでスリングを使い投石する。

間違いなく当たったら痛いでは済まないはずだ。

因みに花火は収穫を祝う祭りで打上げ…る訳ではない。


川越城に防衛用の武器を運び込み江戸に戻ると風魔衆より古河公方に動きが見られるとの報告が届けられた。

現在はまだ刈入れの最中で兵を集めてはいないものの、古河公方に従う国人衆達が戦支度を始めているらしい。


京の都から届いた情報で幕府の姿勢としては関東管領と古河公方が和議を結んだ事は追認されたものの依然として朝敵の取り消しはされておらず当然の如く幕府からは鎌倉に動座した足利政知が鎌倉公方として関東を治めさせるようにと命を下されたそうだ。


関東管領である上杉顕定は古河公方を正式な公方にとしたかったのだろうが、幕府としては上杉顕定に古河の足利成氏を説得し鎌倉の足利政知に従うよう説得しろと言う感じだろうか…。

更に上杉顕定にとって最悪なのは毎年10000貫文を幕府に収めるという噂が独り歩きし、京に送られた使者からそのような話になっていると聞かされ、今更噂を否定し支払いを拒絶出来ないとして毎年10000貫文を幕府に収める事に同意したらしい。


和議は追認されたが成氏の朝敵の取り消しは出来ず、それどころか成氏を足利政知に従うよう命じられ、毎年大金を収めさせられる羽目になるとは…。

本当に噂って怖い。


幕府としても金が無いから譲歩出来る部分は譲歩して金は噂通り納めさせる。

あくまでも和議を認めたのは関東管領である上杉顕定が古河公方である足利成氏を説得する為の和議という事で朝敵の取り消しはしない。

これが幕府の威信があまり下がらないギリギリのラインとの判断なんだろうな。


関東管領である山内上杉家、その同族である扇谷上杉家、共に現在所領は海に面していない。

正確に言えば勢力範囲である越後は海に面しているが拠点である上野国から三国峠を越えないと越後には行けず、冬には雪で道が閉ざされる為に金銭収入は大幅に落ちているはずだ。


上杉顕定が居城としている平井城(群馬県藤岡市)の城下へ商人に扮して潜ませている風魔衆が上杉家の家臣から聞いたという話では毎年10000貫文をどう捻出するかで紛糾しており家中は混乱しているらしい。

家宰である長尾景春は幕府に再度使者を送り古河公方の朝敵取り消しを願い出ると共に、古河公方に幕府へ収める金を出してもらうようにと顕定に進言をしているらしいが、他の重臣達が反発しているとの事だ。


まあ現在関東管領家と扇谷上杉家が置かれている状況を作り出したのは長尾景春が乱を起こした事が原因であり、重臣達からしたら誰のせいでこうなったと思ってるんだ、と言う雰囲気なんだろうな。


扇谷上杉家を監視している風魔衆の報告では上杉定正に特に動きは無く、唯一行っている事は書状を国人衆達に送り味方に引き入れようとしているぐらいだ。

これに関してはその書状が俺の所に国人衆から転送されてくるから風魔衆の報告が無くても把握している内容ではある。


一部の国人衆には色よい返事をし情報を入手するように指示を出しているがその国人衆達からもこれといった報告は上がって来ていないので今は味方を増やそうと躍起になっているだけで兵を挙げる余裕はなさそうだ。


そうなると古河公方の動きは恐らく単独での軍事行動と思われるが何処を攻めるのかが分からない。

絞るとしたら前回の侵攻と同じく幸手、久喜辺りから川越を目指すか、利根川沿いに南下し江戸方面を目指すか。


恐らく10月末迄には兵を挙げるだろうから情報収集を強化しどのような動きにも対応出来るようにしておかないとな。


まずは今年の初めから行っている葛西城城代の岩松成兼の調略を急がないといけないのだが、現状ハッキリ言って上手くいっていない。

古河公方である足利成氏を裏切るのに難色を示しているというよりも父と兄を殺した鎌倉公方である足利政知方に寝返るのに難色を示している感じだ。


豊嶋家としても大義名分を得るためには鎌倉公方である足利政知を担ぐ必要があるのでこればっかりはどうしようも無い。


う~ん、最終手段を取るしかないか…。

あまり褒められたやり方じゃないけど戦国乱世だし騙される方が悪いという事で…。


誤字脱字、稚拙な文章ではございますがお読み頂ければ幸いでございます。

宜しくお願い致します。


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― 新着の感想 ―
[一言] 騙しちゃうんですか~ ワクワク
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