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幻想大陸  作者: しるうぃっしゅ
三部 東大陸編
65/106

五十九章 獄炎の魔女と海獣王












 東大陸の南方。

 海に面した海岸沿いにある小さな村。

 もはや村という意味を呈しているのかわからないほどに破壊されつくされた廃墟。

 

 それとは対照的に、太陽が真っ白な白浜を照らしていた。

 透明度が高く、海底まで見える澄んだ海。

 穏やかな波が打ち寄せて、白浜を濡らしては消えてゆく。


 そんな白浜に巨大な異形が一体。

 ぬらりと蒼く輝く鱗が全身を覆い、数メートルを超える胴回り。

 全長三十メートル超の威容を誇る怪物が、とぐろを巻いて白浜を占拠していた。

 それが放つ尋常ならざる気配に脅えて、海はおろか陸上の生物も、この地から遠く逃げ延びているのが現状だ。

 空を見上げても鳥一匹飛んではおらず、どこまでも突き抜けるような青い空が広がっているだけ。


 その時大蛇は、蒼い瞳をぎょろりと輝かせ、巨大な鎌首をもたげる。

 ぎらぎらと敵意だけを宿した眼が、遥か遠い彼方を見定めていた。

 彼が見る方角。それは北方に生い茂っている森林の奥だ。

 

 その方向から嫌がおうにも理解できる果てしない重圧。

 気配だけで海獣王たる彼の闘争本能を刺激する何者かが、歩み寄ってきている。

 しゅるしゅると赤い舌を出し入れしている大蛇が、その巨躯を動かそうとした瞬間―――。


終焉の終炎(イグニード・ゼロ)


 涼やかな美声が一陣。

 周囲が暑く、気温が高く変化していく。

 海の王者である彼に、女神以外で初めてとなる怖気を感じさせる魔法力が爆発。

 大蛇の視界を、眩い赤の閃光が満たした。

 威容を誇る大蛇を超えた炎の龍が森林を焼失させて真っ直ぐに飛来する。


 ガパっと大きな顎を上下に広げ、直線上に螺旋を描きながら真紅の残滓を後方に残しながら、炎龍が獲物である大蛇を喰らおうと駆け抜けた。

 危険を感じた海獣王もまた咄嗟に口を開く。

 水に濡れた幾つもの鋭い牙が、きらりっと光を反射する。

 

「―――キィアアアアアアアアアアアアア!!」  


 海面を揺るがす雄叫びが獣の喉から発せられ、周囲一帯の水に波紋を波立たせた。

 蛇の喉奥に水色の玉が収束。それは一瞬で海獣王の口から吐き出され、凄まじい勢いで前方から襲いかかってくる炎龍と激突する。

 数十メートルにも及ぶ炎龍と、それをかき消そうとする水砲が拮抗。

 

 火と水。

 普通に考えれば、どちらが勝利するかは明白だ。

 属性的な優位を考えれば、火の魔法が上回ることは有り得ない。

 しかも、第一級危険生物である海獣王の一撃だ。

 如何に火の王位魔法といえど、結果はどうなるかは分かりきった答えの筈なのだが―――。


 ジュワリっと巨大な水砲が音をたてて、水蒸気をあげ始める。

 一方の炎の龍を構成する火が弱まることを知らないかのように、海獣王の砲撃を蹴散らし始めた。

 その異常な光景に目を奪われていた彼は、自分の攻撃が押されていることに気付き慌てて後方の海へと逃げだそうとその巨躯を捩らせる。


 それと同時にパシュンっと気が抜ける音とともに炎龍は水砲を完全に飲み込み、消滅させた。

 風を引き裂き飛来したイグニード・ゼロが、容赦なく躊躇いなく、蒼い鱗に覆われた大蛇の頭を軽々と飲み込み、彼方へと消えていく。

 灼熱色の炎が、海を茜色に染め上げていった。


 残されたのは、上体を完全に焼き滅ぼされたユルルングル。

 半分になった海獣王の巨躯は、しばらくその場に佇んでたが白浜にゆっくりと崩れ落ちた。

 軽い地震を引き起こし、蒼い巨体はピクピクと痙攣を繰り返しながら、その震動で海辺に幾つもの波紋を作り出している。


 砂浜に音と足跡を残しながら、前方の森林の合間から姿を現したのはディーティニアだった。

 普段通りの彼女は、若干の緊張感で口元を引き締めて、上体を失った海獣王から随分と距離を保ちながら痙攣をしている巨躯を静かに見据えている。


 トレードマークの三角帽子の縁を指で触りながら白色のローブを風ではためかせ、歩く姿は小柄に見えつつも、海獣王の放つ気配にも比肩していた。 

 

「挨拶代わりに受け取って貰えたかのぅ、ユルルングルよ」


 痙攣を繰り返している上体の無い大蛇に話しかけながら、ディーティニアは全く油断することが無く、どのような攻撃にも対処できるように目を光らせていた。


「水の魔獣王種。海獣王ユルルングル。ワシとは些か相性の悪い相手ではあるが、それくらいのハンデはくれてやろう」


 ぶらぶらと揺らしている両手が赤く輝き、業火を顕現させた獄炎の魔女は悠然と佇む。


「お主の秘密は割れておるぞ。死んだふりをしようとも、核が無事であるかぎり決して死にはしないとな。さっさと回復させるがよい。さもなくば―――次の一手で滅びるぞ、お主?」


 ディーティニアの声が契機となったのか、痙攣していた肉体が突如として躍動。

 セルヴァの超再生能力を凌駕する速度で、上体を復元させた蒼い大蛇は、自分の目の前に立つディーティニアを凝視する。

 

 小柄なエルフ。

 ユルルングルが軽く一撫ですればそれで消し飛ぶような小さな肉体だ。

 しかしながら、その小柄な身体から発せられる異常なまでの魔法力。

 赤く迸るそれは、獣の王たる彼を怯ませるには充分すぎるもので―――。


「それで良い。さぁ、獄炎の魔女と海獣王の闘争を開始しようかのぅ。勿論死ぬのはお主じゃがな」

「―――キィュゥゥゥウウウウウウウウウウウ!!」


 鋭く威嚇する遠吠えがあがる。

 物理的な衝撃を巻き起こす、獣の王の咆哮がディーティニアの肉体を強かに打ち据えた。

 それでようやく本気になったユルルングルの雰囲気を悟った魔女は、どこか喜んでいるかのように翡翠の瞳を輝かせ―――たった一人で生きた天災を迎え撃つ。

  














 ▼









 ディーティニアとユルルングルが戦闘を開始する時間から三日ほど時は遡る。

 悪竜王が襲来したその後、食事を終えて街を見回ってから部屋を取っている宿に帰還した四人が泊まれる大部屋にて各自が思い思いの行動を取っていた。


 キョウは小狐丸の手入れをし、ナインテールは興味深そうにそれを見ている。

 アトリは王位魔法の使用で疲れたのか既にベッドに寝転がって寝る気満々の状態だ。

 ディーティニアはというと、新品の木の杖を弄くっていたが、飽きたのか杖をベッドの枕元付近に立てかける。


「さてと、ワシはそろそろ寝るとするが……南へ向かうのは明後日で良いかのぅ?」  

「ああ。明日は街で食料や水を補給しておくか。体調と準備を万全に整えてから南へ向かうとしよう。お前達もそれでいいか?」

「うん。僕は何でも構わないよ」


 ナインテールは刀の手入れに見惚れているのか適当な返事をするも、アトリは寝入ってしまっているため返答すらしてこない有様だ。

 どうせ起きていても恐らくは反対はしてこないことは予想できるため、当初の予定通り一日の休憩の後に出立ということに変化は無かった。


「ところで一つ頼みたいことがあるんじゃが……」

「ん、なんだ?」


 珍しくディーティニアの歯切れが悪い様子に、真剣な内容なのだと察したキョウは小狐丸の手入れを一旦止める。

 そしてベッドの上で正座をしている小柄な魔女へと視線を向けた。

 キョウの想像通りディーティニアの視線は真剣味を帯びており、迷いがあるようにも見えたが、それを瞬時に打ち消す強い意思を瞳に宿していた。


「……海獣王との戦い。ワシに任せて貰えぬか?」

「―――何を、言い出すんだい? キミは」


 ディーティニアの台詞に最も速く反応をしたのはナインテールだ。

 本当に驚いたのか、目を丸くして古い知り合いの顔を凝視している。

 彼女なりの冗談かとも考えたが、ナインテールの見る限り、冗談で言っているようには全く見えない。

 もし本気ならばなお悪い。


 同じ魔獣王種として幻想大陸に君臨する役目を背負わされたナインテールだからこそわかる。

 海獣王ユルルングルの戦闘能力は、決して侮れない領域に達しているということを、誰よりも理解していた。

 単純な力量で考えれば魔獣王種で最も低い相手かもしれない。しかし、それは陸上に限ったことであり―――水を無限に使える海辺付近ならば、以前語ったように殆ど無敵と言っても過言ではない。

 しかもディーティニアは、ナインテールと同じく火属性を得意とする魔法使い。

 ユルルングルの十の力を相殺するには火属性ならば五十の力を出さなければいけないと言うのは、決して大袈裟な話ではないのだ。

 ナインテールも勝てない―――とは言わないが、苦戦するのは必至。


 それが分からないようなディーティニアではないだろうに、何故一人で戦おうとするのか。

 多くの疑問がナインテールの頭に浮かぶ。

 対して、キョウはというと―――。


「ああ、わかった。お前に任せる」

「ぇぇ!? いや、何で!? 止めようよ、剣士殿!!」


 特に理由を聞こうともせずに、ディーティニアの意見を受け入れた。

 最初から拒否することは有り得ないような、彼の様子に反射的にナインテールが突っ込んでしまうも、キョウは顔色一つ変えずに小狐丸の手入れに戻る。


「お主ならばそう言ってくれると信じておったぞ」

「いやいや!! キミもそんな嬉しそうな顔してないでさぁ……無理はしないほうがいいってば」


 パァっと笑顔になったディーティニアに、寝ているアトリをちらりと横目で見たナインテールは、止める者が自分しかいないことを確認。

 なんとか思いとどまらせようと声をかけるが、聞いているのかいないのか、生憎と返事がディーティニアからくることはなかった。

 そんな彼女を哀れに思った訳ではないだろうが、キョウが再開させていた刀の手入れをしながらも口を挟む。


「ディーテが一人で戦うと言ったんだ。勝ち目がない戦いをするとは思えん。それに何か事情があるんだろう」

「まぁ……それはそうなんだろうけど。それでもやっぱり海獣王と一対一ってのは厳しいと思うよ? ディーテの馬鹿げた魔法の力量は知ってるけどさ」 

「お主が知っているのは八百年前のワシの力じゃ。ワシが何もせずに過ごしてきたと思っておるのか?」

「……うーん。昔でもキミは相当に桁外れたったしねぇ。強くなるにしても、そこまで劇的に魔力もあがったわけじゃないのは一目でわかるしさぁ」


 腕を組んで唇を尖らせるナインテールがまだ納得がいかないのか、否定的な意見を口に出す。

 それでもディーティニアが一歩も引くことが無いのは彼女の顔を見れば明らかで、ナインテールはどうしたものかと天井を見上げた。

 

「何度も言うけどさ。一人だと厳しいと思うけどねぇ。四人がかりなら結構楽に勝てる筈だし」

「厳しいのは覚悟の上じゃよ。だからこそ、ワシが一人で戦う価値がある」

「……うーん」

 

 暖簾に腕押しというに相応しい状態のディーティニアに、自分では説得が難しいと判断したのか、刀の手入れをしているキョウに視線で助けを求める。

 暫しの間淡々と手入れを続けていたが、じっとみつめてくるナインテールの圧力に負けたのか、ため息を吐きつつ手を止めた。


「……本当にいけるのか?」

「うむ。当然じゃよ。魔法が通じる相手ならば、ワシに敗北はない」

「そうだな。俺もそう思うが……それでいいか、ナインテール?」

「……全然よくないし」


 パチンっと額に手をあてたナインテールは、参ったといわんばかりに天を仰ぐ。

 説得するつもりが全く無いキョウに、ため息を吐きたくなるのはこちらの方だと考えながら、彼女はディーティニアを引き留めるために様々な理由を頭に思い浮かべるが―――。


「ナインよ。ワシは決して自分の意志を曲げぬぞ?」

「何でそこまで頑なに戦おうとするのさぁ。理由くらい聞かせて欲しいんだけど……」

「……まぁ、理由くらいならば構わぬが」


 ゴホンっと咳払いをしたディーティニアは、絶壁に等しい胸を精一杯張りながら。


「キョウは単騎で陸獣王を打倒した。不死王を直接的に倒したのもこやつじゃ。それならば、ワシも王位種の一体くらいは倒さねばなるまい」

「……ええ。そんな理由?」

そんな理由(・・・・・)じゃよ。それくらいせねば、キョウ=スメラギと肩を並べて女神と戦うことなど出来はせぬ」


 有無を言わさない強い口調で語るディーティニアに、ナインテールはどこか呆れたように口を噤む。

 九尾の狐が呆れるのは当然だ。どんな理由があるかと思えば、言ってしまえばディーティニアの個人的な感情であり、ただの意地にしか過ぎない。

 そんな馬鹿げたことで海獣王との一騎打ちを申し出るなど、普通ならばとんでもないことだ。

 そう……普通ならば。


「……仕方ないなぁ。それなら頑張りなよ」


 呆れながらも、あれほど反対をしていたナインテールは降参とばかりに両手を上に向けて掲げた。

 確かにただの意地だ。だが、それはきっとディーティニアにとって絶対に譲れない意地なのだろう。

 王位種二体を屠ったキョウに対して、彼女は誰一人として倒すことが出来ていない。しかも、竜女王テンペスト・テンペシアとの戦いでの敗北。キョウは生き残っていれば勝ちとは言ったが、あの戦いの結果に屈辱を感じていたのはディーティニアだ。真っ正面から戦ったというのに、奥の手の一つを使用したにも関わらず仕留めることが出来なかった。

 自分の未熟さを感じたあの日以来―――キョウが自分と戦える敵を探しているのと同様に、彼女もまた、自分の限界を超えるための敵足る存在を必要としているところだったのだ。 

  

「……予感がするのじゃよ。海獣王との戦いで、ワシはもっと強くなる。そんな予感が」


 開いた両の手の平をじっと見つめがらディーティニアは、そう語る。

 獄炎の魔女の姿に、ナインテールはやれやれと顔を横に振って。


「死にそうになったら手を出させて貰うけどねぇ。気合い入れて、戦ってみるといいよ。それでいいよね、剣士殿?」

「いや。俺は最初から反対していないんだが……」

「そうだったっけ?」

「そうだった。反対していたのはお前だけだ」

「あ、あははー。そうだったかなぁ?」


 笑って誤魔化すナインテールに、嘆息しつつキョウは少しだけ視線に力を込めて、ディーティニアを射貫く。

 鋭く、重い視線で貫かれた彼女は、それでも狼狽えることはなく、受け止めた。


「お前が決めたことならば、俺は何も言わん。ただ、約束しろ。必ず勝つ、と」

「無論。もう二度と、ワシは負けぬ。女神(やつ)を殺すまで、絶対に。相手が誰であろうとも」


 キョウの問いかけに、ディーティニアは自信を漲らせて頷く。

 

 一方アトリは最後まで一言も話すことなく爆睡していたのだが、誰にも気に留められることはなかった。




 



 

 

  







 ▼








 


 海獣王とディーティニアが相対している場所から少しばかり離れた森の入り口。

 そこにはキョウ達三人の姿があった。


 巨大な大蛇の姿を保っているユルルングルと比べると、ディーティニアはそれこそ豆粒のようにも見える。

 離れていながら、三人の身体を痛いほどに凶悪な威圧が襲いかかってきていた。

 その気配は不死王ノインテーターを遥かに凌ぐ。

  

 三人の反応は様々だ。

 キョウは油断なく、遠くのユルルングルの巨躯を黙って見つめている。

 ナインテールは驚いているのか、目を見開いてディーティニアを凝視していた。

 アトリは珍しく緊張しているのか、前方の二体の化け物を黙って交互に窺っている。


「……なんというか。あいつって本当にエルフか怪しく思えるときがあるんだけどねぇ。奇襲とはいえ、まさかいきなりユルルングルの頭を吹き飛ばした上に、水砲を消し飛ばすなんて普通できるもんじゃないよ」

「普通は出来ないだろうが、ディーテならば容易いことだ。お前もあいつの非常識な魔法の腕は慣れておいた方が良いぞ? 俺も未だにあいつの底がいまいち掴めん」


 先ほどの光景に呆気にとられているナインテールだったが、それに冷静にキョウは答えた。

 しかし彼自身も、ナインテールが驚くのも当然だ、と内心では苦笑していたのだが。


 属性の相性などなんのその。

 圧倒的な火力を見せつけた大魔法使いには、一体何度驚かされることか。


「でも、やっぱり分が悪いかなぁ。いつでも割っては入れるように準備だけはしておこうよ」

「……うん。ディーテも凄いけど、相手もやばい。本当に、やばい。でっかいだけの蛇じゃない」 

  

 それでも本能が訴えてくる海獣王の危険さに、自然とディーティニアの心配を口にする二人。

 そんな二人とは正反対に、非常に落ち着いているキョウは視線をユルルングルに向けたまま―――。


「その必要はないな、多分」


 ナインテールとアトリが眉をひそめ、キョウの発言の真意を探ろうとする。

 彼ほどの男が、海獣王の力量を読み取れないはずがないというのに、二人は不思議そうに首を捻った。


「……まぁ、見ていろ。すぐに決着はつくだろうな。あいつ、本気を出すつもりだ」


 















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