50/71
初夏:トケイソウとタイリンキンシバイ
見たことなかったのに見た瞬間、「これはアレだ!」 と思う花がある。
トケイソウはまさしくこれで、ご近所のちょっと見慣れない花ばかりが咲くお庭で初めて出会い、「おお、まさしくこれこそがアレ! たぶん、そうに違いない!」 と盛り上がった。
調べてみてそれが合っていて、 「フッ…… そうだろうそうだろう。一目でわかったよ」 と、ひとりドヤる時の気分はなかなか良い。
もっとも、名前あてはうまく行かない時の方が多い。これも。
最初、見たとき 「なんとなく 『タチバナ』 とか 『カラタチ』 とか」 と思ったんだが。
つまり、実の色と花の色を取り違えていたのだ。
本当は、タイリンキンシバイ (大輪金糸梅)、というらしい。
柑橘の実のように鮮やかな黄色である。




