初夏:ネーミング選手権……!?
画像多めです。御注意ください。
植物のネーミングには、しばしば感心させられる。
「お前こんな名前つけられる?」 と自分に問い、名を知らぬ道端の草をしばし眺めてみたりするが、うん、とても無理(笑)
そんなわけで、初夏を彩る、『名前が好きな花』 3選。
まずは、ニワゼキショウ(庭石菖)。
固めで綺麗な音韻がいい。
小さくても自立して咲いているような、この花にピッタリだと思う。
もっとも、由来は 「セキショウという草に似てるから」 らしいので、つけた人が音韻まで気にしていたかは、謎だけれど。
次はこちら。
タツナミソウ (立浪草)。
波が立っているように見えることから付けられたそうだ。
こちらは白花なのでいかにも納得のネーミングだが、一般的には紫色が多いようなので驚く。
花の形への観察力。
そして、もーこれピッタリ! と叫ばずにはいられないのがこれ。
ヒメオウギ (姫扇)。
ご近所の鉢植えの種がこぼれて、コンクリートの隙間から咲いていた。
可愛い外見に似合わず強い花なのだ。
それはさておき、実はこちらもニワゼキショウと同じく、別の草に似ていることからつけられたらしい。
本家 (?) の 『ヒオウギ (檜扇)』 からの借用である。
なので本来の名前は 『ヒメヒオウギ (姫檜扇)』。
そこから 『ヒメオウギ (姫扇)』 という呼ばれ方もされるようになったのだろう。
真ん中の 『ヒ』 を抜いたこの呼び方が、意図的だったのか誤用なのかは知る由もないが……
なんか、わかるよね!?




