tea break~小春日和と不揃いのおにぎり~
小春日和に植えたばかりのヴィオラを撮影。
ヴィオラは何か難しそうで、個人的にはあまり好みでないが、子供のリクエストとあらば仕方ない。
なるべく日当たりの良い場所に植える。水は、午前中にやって夜までには乾くようにしなければならない。
こういうところが、か弱いお姫様っぽくて苦手だ。
――― 君も植物の端くれなら自力で生き残れ。健闘を祈る!
プリ◯ュアのように、一見可愛くても闘える子に育つのだ……!
と、一方的に無責任なエールを送りつつの、小春日和。
小春日和といえば正確には晩秋の、春のように温かい日を指すようだが…… 温暖な瀬戸内の晩秋には、いまいちそぐわない気がする。
温かい日なんて、むしろ初夏だから。
そんなわけで、冬、寒さがふっと緩む日を勝手に小春日と命名しているのだ。
さて、こんな日の子供とのお昼は、ちゃっちゃと弁当作って庭で済ませるに限る。
「腹減った」 と騒ぐ幼児に待て待てと答えつつ弁当制作。その時間、実に15分弱。
どれだけ雑かといえば……
ばーーーん!
おかず、卵焼きとウィンナー。
おにぎり、自分でも呆れるほど不揃い…… あれれおかしいな。
ま、いいのだ。
どんな弁当でも、外の空気と暖かな陽射しの中では大概、美味しく感じられるから。
大して世話してない花たちに救われてる。




