3ー3
なにか懐かしい感じだな。
そうだ。この世界にダンジョンマスターとして、生まれ代わったときのようだ。
円形の部屋の様だな。コアルームか。
中央部にダンジョンコアがある。
俺の横には、ウジュンがいる。
コアに触れると、起動したんだったっけ?
「ウジュン、ダンジョンコアに触れろ。」
「はい、マスター、分かりました。」
(ネスの配下であるウジュンが下位ダンジョンマスターに設定されました。)
「俺の指示は、受付るのか?」
(はい、このダンジョンよりも上位でありますので、ご命令いただけます。)
「了解した。では、拡大可能な階層と地上部をつくってくれ。」
(了解しました。拡大可能なものには、3メートル四方、地上部は500メートル四方で2300ポイント消費し残り86ポイントに成ります。よろしいでしょうか?)
「それでいい。あと、順次モンスターがくるが、タートルとゴブリン以外は、所属をこのダンジョンにする。」
(ウルフとイーグルをダンジョン所属にしました。)
「ウジュン、魔石以外は、好きに使ってよい。また、不足するものがあれば、連絡してくれ。しばらくは、支援しよう。」
「このダンジョンは、この盆地の防衛拠点として整備拡張してくれ。頼んだぞ。」
「は、御命賜りました。」
「とりあえず、ウルフ20、イーグル10、パペット200、タートル10と、当面の建築資財を預けるつもりだが、他に欲しいものは、あるかな?」
「できますならば、ゴブリンパーティを2チーム、ゴブリンマジシャンを2,3頂きたく思います。」
「ふむ、その位ならば、よいだろう。パペットたちの運搬が、終われば、そちらに移管しよう。」
「ありがとうございます。」
さて、帰ろうか。マーカーを設置して………………あれ?
「転移できないが、どうなっている?」
(ダンジョンが、接続されていないため、転移できません。)
………………。想定外だな。
歩いて帰るしかないのか。
ちゃんと確認しておくべきだったな。
マーカーは、設置できたのだし、いずれ役に立つ、と思っておこうか。
気を取り直して、帰ろうか。今後の移動手段を考えて置かないと。
ウルフに馬車でも引かせようか?
ミニカウを進化させてもいいかもしれない。
ホース系が召喚可能にならないかな。
馬車鉄道の様なものを作ろうか?
線路を作るだけの鉄がないか。
まあ、3時間ほど歩けばたどりつくから慌てることはないだろう。
とりあえず1つ、下位ダンジョンができた。
これからもっと、増やして、支配下エリアをひろげたいものだ。




