29
シャワーを浴び、すっきりして外に出ると全員集合していた。
「皆、皆の働きによってゴブリンどもを撃退できた。皆、ご苦労だった。」
((((ハッ))))「「ハッ」」
「まずは、外のゴブリンどもの死体をどうするかだが、利用価値はあるのか?」
「一部のものには、魔石がありますな。又は、仲間のものを傷つけることになるのじゃが、ウルフやゴーレム、パペットにもある可能があるですじゃ。」
「魔石か?どういう使い道がある?親方?」
「わしは、専門外じゃが、ポーションの材料や魔道具に使ったりしますな。とりあえず確保しておいたほうがよいと思いますじゃ。」
「なるほど、では、確保するとして他の使い道はあるのか?」
(クヮァ、喰うには向きませぬので、トレントたちの養分にしては、いかがですか、近くにおいておけば、養分にするでしょう。)
「うむ、そうしょうか。パペット、ゴーレム、ウルフたちの死体は、どうしょうか。」
(恐れながら発言よろしいでしょうか?)
「どうした、西斗?」
(ハッ、一群を曳きいらせていただいたのに、サガを初め多くのものを失い、発言できる立場にないと思いますが、できうるならば、そのまま、地に埋めていただきたく存じます。)
「多くのものを失ったのは、俺の責任だ。おまえは、よくやった、卑下はするな。戦い死んで行ったものたちに失礼だ。死んで行ったものたちは、おまえに任す。よいと思うところに埋めてやれ。」
(ハッ、ありがたく、命に従います。)
「では、今後の予定を決める。」
(((主様我らにも、出番をいただきたく。)))
「わかっている、北斗、南斗、東斗は、西の森に進入せよ。ゴブリンやコボルドの多くを潰したが、気お付けろ。無理な事はせず慎重に進め。死ぬことは、許さんからな!」
(((ハッ御命に従います。)))
「親方は、地上の施設を新しくつくる、地下2層に移してくれ。人員の補充は、しておく。」
「ハッ、了解しますじゃ。」
「ラクシュも、地下2層で畑を作ってくれ、人員と種や苗を用意する。」
(コク、コク)
「アリスは、新しく護衛を用意するするから森に入り、薬草や苗などを探して来てくれ。」
(コク)
「監督は、悪いが戦場処理を頼む。人員も補充する。」
「わかりました。おきになさらずとも、やらせていただきます。」
「サジュン、ウキュウ、サキュウは、監督の護衛と手伝いと護衛、新規パペットの訓練を頼む。」
(((コク)))
「西斗、ウガは、やや広範囲になるが、北斗たちの担当していたところの哨戒と新入りの鍛練を頼む。」
(了解しました。)(バウ)
「ヨクナリは、引き続き哨戒を頼む。」
(クヮ、了解です。)
こんなところか。おっと、補充と増員もしておかないといけないな。地下の増設もな!




