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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『特殊な部隊』と『征夷大将軍』  作者: 橋本 直
第九章 究極の無能『征夷大将軍』

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第35話 謎の組織『特別監査室』

「本庁の特別監査室……そんなのありましたか?監査室は当然司法局も組織ですから存在します。そのようなことは司法局の組織図を見れば一目瞭然です。しかし、特別監査室?そんな組織は組織図には有りませんよ。それとそもそもなんで『特別』なんて付くんですか?そもそも監査を二度行う理由が私にはわかりかねるのですが……税金の無駄遣いです」


 嵯峨の言葉を聞いた後、ずっと一人で首をひねっていたカウラが嵯峨に問いかけた。


「真面目一本のカウラ・ベルガー大尉ともあられるお方が知らない組織が司法局にあるの?驚きだわ……隊長、本庁の特別監査室って司法局の秘密組織なんですか?そんな組織図に乗せられない監査組織が必要って……そんなに司法局は腐敗が進んでるんですか?」


 カウラの言葉に驚きを隠せないというようにアメリアはそう言った。


「別に秘密組織ってわけじゃないよ。しっかり公になってるし、組織図にも端っこの方に小さく載ってる。あんまり小さいからカウラも覚えてないんだろ。ちゃんとした表の組織。まあ影が薄い……というかあまりに存在が恥ずかしいと本庁も認識してるからベルガーが覚えてないのも無理ないわな」


 嵯峨はそう言いながら今度は大きく体を反らして椅子の背もたれにもたれかかった。


「本庁の監査部は確か本庁の9階の総務部の隣の部屋にデカい看板賭けてありますよね。それは本庁に何度も言ったことのある私でも知ってます。まあ、もしかしてですけど、その特別監査室の部屋って本庁庁舎の地下だったりします?全職員がその存在を隠したいと思ってたりします?」


 アメリアは手を挙げて恐る恐る嵯峨に尋ねた。


「おう、クラウゼ。知ってるじゃないの。そだよ、地下、地下四階の掃除用具入れを改装して去年の八月にオープン!そしてその存在を本庁内で口にすることはタブーとされている……誰もあの馬鹿に関わりたくないからね」


 嵯峨は詩補法局本庁には会議の際に昼寝に行くだけなので明るく気軽にそう言った。


「ああ、去年の八月ねえ……やっぱり。『アイツ』だわ。すべてが合致しているわ……本庁のあっちこっちにあの変なのが現れたのもあの頃だもの」


 嵯峨の言葉を聞いて今度はアメリアまでがっかりとうなだれた。


「なんだなんだ?西園寺と言いアメリアと言い、何か知っているなら隠さずに言え!何も知らずに西園寺を恐れさせ、隊長を呆れさせるような人物と何も知らずに会うなんて私には無理だ」


 自分の右と左でうなだれているかなめとアメリアを見比べながらカウラが困惑してつぶやいた。



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