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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『特殊な部隊』と『征夷大将軍』  作者: 橋本 直
第三十三章 『専業主夫』への道

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第180話 甲武四大公家末席、日野家の専業主夫の生活

「でも、主夫……って寮でですか?それこそ西園寺さんや島田先輩に殺されますよ」


 誠の脳裏にちらついたのは嫉妬に狂うかなめと島田の姿だった。


「それは当然、君を護衛するために僕はあの寮を買ったんだから。君が居なくなればあの寮は用済みだ。売りに出すよ。そして屋敷に戻ればすべて解決する。あの屋敷は侵入者に対してのセキュリティーは完璧だ。光学迷彩が自慢の戦闘用義体を誇るお姉さまでもそう簡単には僕の許しなく敷地内に入る事すらできないだろう」


 かえでは勝ち誇ったようにそう言った。


「まあ、それで西園寺さんに射殺されたり、島田先輩から撲殺される心配は無いとして……僕は何をすればいいんですか?あの屋敷ってすべての家事はメイドさんがやってくれるじゃないですか?しかもコックさんまでちゃんといる。あれですか……メイドさんの下働きやコックさんの手伝いとかですか?ああ、あのお屋敷は広いですから沢山木が植わってましたね。その剪定でもすればいいんですか?」


 誠はかえでに言われて『専業主夫』の方が他の選択肢より少しマシなような気がしてきてそう尋ねた。


「そんなことはしなくていいよ。あの屋敷は君以外の男は僕が特別に必要だと認めたもの以外は入れない方針にしているんだ。女性だけで庭師をしている会社が有ってね。そこに庭の木々の管理は委託している。だから、君には他に『主夫』として大事な僕が認めた男性にしか出来ない仕事を頼みたいんだ」


 かえでの顔が急に妖艶なそれに変わった。こういう時のかえでは危ない。誠はかえでとの付き合いでその事を学習していた。


「なんでしょう……急に色っぽい顔をして」


 誠は冷や汗をかきながらそう言った。


「決まってるじゃないか。『夫の務め』だよ。僕の夜の生活を充実させてほしい。それだけじゃない。僕は日野家の当主として優秀な家臣をたくさん作らなければならない。その為に高橋をはじめとする屋敷で生活する女達に子種を授けて欲しい。ああ、その時はその様子を僕にもじっくりと観察させてくれると嬉しいな。そう人の行為を見るのが僕は大好きなんだ」


 やはり誠の予感は的中していた。かえではあくまでも寝取られマニアのド変態なのである。


『『アダルトグッズ』から『専業主夫』の名を借りた『子種製造マシン』……扱いの酷さはあまり変わらないような気がするんだけどな……』


 誠は心の中でそんなことを考えていたがそれを口にする勇気はなかった。


「どうだい、受けてくれるかい?せっかく僕のような完璧な女性が求婚しているんだよ?当然答えは決まっているよね?」


 かえでは誠の唇に顔を近づけてそう言った。どうやらここで誠が口づけをすれば誠は求婚を受けたことになるらしい。誠の鼓動は宝何鳴り響いた。

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