第167話 詫びに来たつもりが大変なことになっていた
「なんだ、オメー等。神前の部屋に集まって何してるんだ?今日は面倒ごとオメー等に任せちまったから詫びに……って日野!渡辺!なんつー格好して神前の部屋に居るんだ!ここは『漢』を育てる人格矯正施設だとあれだけ説明しただろーが!」
現れたちっちゃい副隊長のランはリンとかえでの下着姿を見て激昂するようにそう叫んだ。
「おう、姐御。コイツ等アタシが生殺与奪権のすべてを持ってる『アダルトグッズ』になったから。そう言う認識でこれからもよろしく」
かなめは何事もなかったかのように平然とそう言った。
「『アダルトグッズ』?なんだそりゃ?」
ランはそうかなめに尋ねた。
ランは見た目が8歳女児である。そして性的知識も8歳女児レベルである。当然、ランの辞書に『アダルトグッズ』の文字は無かった。
「ランちゃん、『アダルトグッズ』ってのはね、大人の男女が性的に気持ちよくなるためのおもちゃの事よ。運航部の女子の机とかに誠ちゃんのアレをかたどった棒が置いてあったりするでしょ?アレの事よ」
あっけらかんとアメリアはそう言った。
『おい、運航部の女子は恥ずかしげもなく僕のアレを机の上に放置して仕事をしているのか?おかしくないか?その職場。常識人のパーラさんとかよくそんな環境で真面目に仕事が出来るな』
誠はあきれ果てながらさもそれが当たり前のように言うアメリアに向けてそう言った。
「え?あんなでかいのが神前にはついてるのか?というかあんなでかいのがオメエ等のあそこには入るのか?運航部の女子はどういう身体の作りをしてるんだ?アタシには無理だ。あんなでかいのは入らねー」
ランの関心は誠の期待とは別の方向に向かっていた。
「そりゃあ、赤ちゃんが出てくる場所だもの。あれくらいのものは入るわよ。使うと結構気持ちいいのよ。ランちゃんもいる?かえでちゃんが大量生産してるから一つぐらい譲ってもらって……」
アメリアは能天気に性的知識ゼロのランに向けてそう言った。
「あんなもん入るか!というかそんなもん神聖な職場で机の上に出しっぱなしにして仕事をしているのを許してるのか、クラウゼは!オメエは部長失格だ!年度末の査定はもう終わっちまったからしょうがねえけど、夏季賞与の査定!そん時どーなるか覚えとけよ!」
ランは怒りに任せて副隊長権限フルマックスでそう叫んだ。
「いいじゃねえか、そのくらい。連中も仕事中にムラムラすることも有るんだから大目に見てやれよ。それより姐御。コイツ等はアタシが殴ろうが犯そうが殺そうが何をしてもいい『アダルトグッズ』であるということで良いよな?もうそれは決定事項なんだ。仕事関係でこいつ等をアタシが興が乗ったあまりに殺しちゃった時の処理はよろしく頼むわ」
かなめは平然と怒りに震えているランに向けてさもそれが当然という口調でそう言った。




