第二回妹ハーレム談義
好評だったわけではありませんが。
改めまして、「妹ハーレム」4ヶ月です。
葉雪「……はぁ、またこれか」
茜「はい、またこれです」
葉雪「なぁ茜、どうしてまたこれなんだ?」
茜「えっと、吉乃曰く『4ヶ月記念とホワイトデーだったら4ヶ月記念に決まってる』と」
葉雪「だからってこれじゃなくていいだろ。特別な閑話だったりさ」
茜「それはですね、『どんな閑話にすればいいか思い付かなかったから』と吉乃が」
葉雪「あいつ……まぁいいけど」
茜「それでは私は皆さんを呼んできますね」
葉雪「おう、頼んだぞ」
茜「はいっ」(びしっ)
茜移動中。
葉雪「さて、今日は何について話せばいいんだろうか」
──それのことなんだが。
葉雪「うっわ吉乃かよ驚かせんな。あと来んな」
──ホント君はひどいなぁ!?
葉雪「いやでもこれ言わせてるのよし──」
──それ以上言ったら茜を暴走させる。
葉雪「…………」
──いや黙るなよ。
葉雪「いや、ちょっと茜に襲われるのは怖いし」
──おい男子。なに弱気になってんだよ。力じゃ負けないだろ?
葉雪「そうなんだけどさぁ……。あれだ、薬とか使われそうで怖い」
──あー、納得。
茜「……いや、なに納得してるんですか?」
葉雪「あっ、茜っ!?」
──わ、我は帰るなり!
葉雪「おい待て吉乃、それはひどいんじゃないのか!?」
──ふっ、健闘を祈るよ。あばよ、葉雪。
葉雪「……あいつ、ホントに帰りやがった」
茜「お兄ちゃん? 後で少しお話をしませんか?」
葉雪「あ、茜? もしかして怒ってる?」
茜「いえ、怒ってませんよ(ニコニコ)」
葉雪「(め、めっちゃ怖いんだけど)」
楓「もう、イチャイチャするなら後にしてくださいよ」
葉雪「ご、ごめんごめん。皆も早く入ってきて」
光月&朝日「「おにぃ、私たちともイチャイチャして~」」
葉雪「俺はイチャイチャしてないし、する気もない」
霞「嘘吐け。いろんな女に手を出してるくせに」
茜「……お兄ちゃん?」
葉雪「あぁっ、かすみんの冗談だから真に受けるな! あと怖いから落ち着け!」
◇妹◇
葉雪「さて、落ち着いたから話をしようか」
茜「ごめんなさい……」
葉雪「ほら、もう謝んなくていいから」(ナデナデ)
茜「んんぅ~♪ あぁ、お兄ちゃんはテクニシャンですぅ。……ふふっ♪」
茜以外の妹たち「(これでイチャイチャしてない……?)」
~10分後。
葉雪「いやぁ、ごめんごめん。それじゃあ始めようか」
茜「そうですね。それでは──」
全員「第二回、妹ハーレム談義スタート(です)!」
葉雪「はい、始まりました第二回妹ハーレム談義。まずは改めて自己紹介をしよう。俺は葉雪だ」
茜「お兄ちゃんの未来の妻、茜です」
光月「……おにぃの未来の愛人、光月」
朝日「おにぃの愛人になる予定の朝日だよ!」
楓「葉雪にぃさんの第二婦人候補の楓です」
蓮唯「にぃにの赤ちゃんがほしいって凉が言ってたのを聞いた蓮唯だよ~♪」
凉「れ、蓮唯ちゃんっ!? ……に、にぃさまのことが好きな凉です。……はうぅぅぅぅっ」
司音「最近後輩枠を奪われかけて危うい司音なのです」
魅音「妹ハーレムのロリ枠、魅音です」
霞「妹ハーレム最年長ヒロインの霞だ。幼女体型って言ったら怒るからな」
夜花「最近先輩の妹になりました。夜花です」
葉雪「俺はもう突っ込まない。突っ込まないぞ……」
茜「お兄ちゃん……突っ込んでもいいんですよ?」
司音「茜ちゃんが言うと卑猥に聞こえるね」
魅音「お姉ちゃんもだよ」
葉雪「(もうなんなんだこれは……)」
茜「さて、まずは体育祭について話しましょうか」
葉雪「体育祭? なにかあったか?」
茜「ほら、いたじゃないですか、天ノ川の副会長」
葉雪「……あぁ、時政くんか。自称楓ちゃんの婚約者」
楓「悪い人じゃないんですけどね。私の心はもう葉雪にぃさんに奪われてますから」
葉雪「……」
蓮唯「あっ、にぃにが赤くなってるー」
司音「ふむ、やっぱりお兄ちゃん先輩も可愛いところありますね。流石は女装が似合う男子ランキング一位です」
葉雪「待って、そんなの聞いたことないんだけど」
茜「……体育祭の話はなしでいいですかね」
葉雪「さて、次はなんの話をするか」
茜「……別に体育祭のことは話してないじゃないですか」
葉雪「ん? 茜、何か言ったか?」
茜「いえ、何でもありません。そうですね、次は夜花ちゃんのことについて話しましょうか」
夜花「わ、私ですか……?」
茜「はい、そうです。──おっと、丁度吉乃から手紙が届きましたね」
葉雪「ちょっとあいつ殴ってくる」
茜「ラブレターじゃありませんよ。夜花ちゃんについて書いてあります」
葉雪「なら仕方ない。許してやろう」
妹たち「(やっぱりすごいブラコンだ……)」
茜「えっとなになに──『もともと、夜花ちゃんの話は4~6話分書く予定だった』どうして減らしたんでしょう」
葉雪「どうせ面倒だったからだろ」
夜花「めん、どう……」
葉雪「あぁっ、ごめん! そういう意味じゃないんだ!」
夜花「……だ、大丈夫です」
茜「それと、夜花ちゃんの属性で、もともとは依存系妹にする予定だったそうです」
葉雪「依存系。あれか、いじめから救ってでも居場所なくて俺に依存するって感じか」
茜「流石ですお兄ちゃん。さすおにです」
葉雪「待て茜。それは流石に危ない」
司音「まぁ、夜花ちゃんは今やクラスの人気者だよねー」
夜花「あぅぅぅ、ありがとうございます……」
茜「さて、最後のお題といきましょう」
葉雪「早いな」
──もうヤバい。
葉雪「バカ」
茜「バカ」
司音「ばーか」
霞「ばか」
──うわぁぁぁあああんっ!
夜花「あの、私たちの産みの親なんですから、もう少し優しくしてあげてください」
葉雪「いやぁ、夜花ちゃんは優しいなぁ」(ナデナデ)
夜花「あっ、あぅ」
茜「はい、話に入りますよー。えぇ、39話の感想なのですが、『楓ちゃんがヤンデレになるのか?』と。ヤンデレは私だけで充分です」
葉雪「あぁ、自覚はあったのか」
茜「そりゃありますよ。それで、当人である楓さんからなにかありますか?」
楓「そうですね。私の意見ですが、好きな人に自分だけを見てほしい、好きな人を信じたいっていうのは、恋する乙女なら当たり前だと思うんです」
茜「なるほど。つまりヤンデレ化はないと?」
楓「それはどうでしょうね。ふふっ」
葉雪「これで全部終わりか? 呆気ないな」
茜「そうですねぇ。少し早いですが、終わりにしましょうか」
葉雪「おう、そうだな。──っと吉乃から手紙が」
茜「ちょっとあの童貞ボッチを潰してきます」
葉雪「茜、ステイ」
茜「わんっ」
茜以外の妹たち「…………」
葉雪「えっと、ふむふむ、なるほど。えぇ、ツギクル様に登録したので、そちらの方も宜しくお願いします。だとよ」
茜「あぁ、あれですか。初日一気に2位までいって、それで一つ落ちてすごいショック受けてたあれですね」
葉雪「そう、あれだ」
葉雪「よし、じゃあ締めに入るぞ。はい、ここまで読んでいただき、ありがとうございました」
茜「えぇ、好評でしたら、第三回をすると吉乃が言ってました」
──えっ、言ってないよね?
茜「黙っててください」
──しょぼーん。
葉雪「それでは皆さん」
全員「ありがとうございましたー!」
この作品を読んで頂きありがとうございます!
誤字脱字、改善点等がございましたら容赦なく教えてください!
この作品を読んで頂いた読者様に最大の感謝を




