386 陽動隊上陸
さて、何やらスピンオフの情報が公開になっていましたね。
そうなんです。スピンオフが始まるのです!
マンガボックスさんにて、うおぬまゆう先生によるスピンオフです!
10月22日から始まります。
こちらもよろしくお願いします!
三百八十六
「まずは、わしらからじゃな」
飛空船の甲板に出たミラは、そのまま召喚術を立て続けに行使した。ペガサス、ヒッポグリフ、そしてアイゼンファルドだ。
「こうして改めて見ると……やっぱ皇竜の迫力は半端ないな……」
ノインは圧倒的な存在感を放つアイゼンファルドを見つめながら呟く。と、そんな中で、「母上ー」とミラに甘えるアイゼンファルドの姿を目の当たりにする。
そして「仕方がないのぅ」と甘やかすミラに新たな扉を開き始める。
だがノインはすんでのところで我に返り、先行するミラ達を見送った。
そのようにして飛空船から飛び立った第一チームは、いよいよ島の上空にまで到達した。
眼下には、ひたすらにゴツゴツとした岩山が広がっている。アイゼンファルドが着陸出来そうな場所など一つも見当たらないほどに険しい岩山だ。
「さて、まずは開始の合図じゃな」
「はい、母上」
アイゼンファルドがいる事もあって、既に相手側には捕捉されているだろう。だからこそ、そこからのミラ達の行動は豪快であった。
ミラが指示すると共に、岩山へ向けてアイゼンファルドがドラゴンブレスを放ったのだ。
膨大な破壊のエネルギーが一筋の光となって岩山に直撃する──と、何とドラゴンブレスは炸裂せず、そのまますり抜けていってしまったではないか。
だがミラ達に驚いた素振りは一切なかった。その数瞬後に響いてきた轟音を耳にすると、さあ始まりだとばかりに降下を始めたのだ。
そしてミラ達もまた、そのまま岩山をすり抜けていった。
「これは凄いな、とんでもない場所だ!」
「よくもまあ、あれだけの幻影を作り出せるもんだ」
そこに広がる光景を前にして興奮した様子のゴットフリートと、感心顔のルミナリア。
今ミラ達の前には、岩山ではなく荒野が広がっていた。
ピー助とポポットワイズによる調査で最初に判明していたのだ。岩山は幻影であると。
しかも島を囲む断崖絶壁は、ただの断崖絶壁ではない。岩肌のように見せかけた金属で造られた代物だった。
調査の結果判明したのは、なんとこの島自体が造られたものであり、大きな船だったという事だ。
その中央部にある山地は全てが張り巡らされた結界による幻影で、その内部には大きな荒れ地が広がっていた。
更には遠くからでは観測が困難になるように、島全体にも光を屈折させるような仕組みまでも施されているという徹底ぶりだ。
「これだけの規模の結界を張り巡らせるとか……ここのボスって何者?」
幻影を映していた結界をまじまじと見つめていたカグラは、その手腕を見事なものだと称する。
「只者ではなさそうネ。腕が鳴るヨ!」
その幻影一つで、ある程度の実力は予測出来る。相当な実力者とみて間違いないと、メイリンのやる気が満ちていく。
「もしかするとキメラの時と同じように、なんらかの技術を持っておるのかもしれぬぞ。だが自力で、じゃとしたら……相当に大変な任務になりそうじゃのぅ」
荒野が広がる島を壮大な岩山に見せかけるなど、そう簡単に出来る事ではない。特別な技術か、はたまた能力か。どちらにしても大陸最大の犯罪組織『イラ・ムエルテ』のボスだけはある。やはりというべきか、容易な相手ではなさそうだ。
そしてソウルハウルはというと「面白そうな術式だな」と、興味深げだった。
「ほー、そんなに凄いのか、あれ」
九賢者の四人が結界を絶賛していた事で、ゴットフリートもまた、そのとんでもなさを把握した。だが、何がどう凄いのかはさっぱりなようである。
「じゃあ、いくぜ!」
直ぐに考える事を止めたゴットフリートは、そのままヒッポグリフを駆り大地に向かって突き進む。
上空から望むは荒野の大地。片隅には小高い山も見えるが、ただ何よりもそこは沢山の魔物と魔獣が跋扈する極めて危険な場所であった。
けれどゴットフリートは微塵の躊躇いもなくその大地に降り立つと、ヒッポグリフに礼を言うなり向かって来る魔物達に自ら突撃していった。
「あ、ずるいネ。私もいくヨ!」
先陣を切ったゴットフリートに続き、メイリンもまた上空で滞空しているアイゼンファルドの背中から飛び出した。それから華麗に《空闊歩》で宙を蹴り着地すると、そのまま猛烈な勢いで魔物の群れに突っ込んでいく。
「相変わらずの突撃ぶりじゃのぅ」
「だな。だからこそ、俺と相性もいい。今回は楽が出来そうだ」
ミラとルミナリアは、競争するような二人の手によって次から次に千切れ飛んでいく魔物を見ながら、そう口にする。
猛烈な勢いで魔物の群れに突っ込んでは、一切合切を薙ぎ払うゴットフリート。その勢いと力任せな戦いぶりは狂戦士に近いものがある。
またその豪快さは、強烈な印象を与える事だろう。見事に魔物達の注意を引いていた。
しかも、それでいて戦局全体を把握する理性的なところも併せ持つのがゴットフリートという男だ。
メイリンはというと、勢いがあるところまではゴットフリートと一緒だ。けれど、こちらは一つ一つの動きが極めて丁寧であり、ギリギリの力加減で敵を仕留めていた。
余計な動きは一切なく、一撃と一撃が流れる水のように止めどなく続いていく。その様は、まるで舞を踊っているかのようだ。
けれどその舞は、激流のそれである。引き込まれれば最期、命を落とす死の舞踏だった。
どこか対極的ながら、その実似通っている二人の戦いぶり。それゆえか人だけでなく魔物の目も引くため、後方から強力な一撃を狙う魔術士との相性が良い。
ともあれ、そうしてゴットフリートとメイリンが先陣を切ったことにより、状況が一気に動いていく。荒野の魔物、そして魔獣達がゴットフリートとメイリンに向かい始めたのだ。
「さて、わしらも行くとしようか」
荒野の真ん中には、アイゼンファルドのドラゴンブレスが直撃した時に出来たクレーターのような巨大な穴があった。ミラは、魔物達の進行先にそのクレーターを挟むような形でアイゼンファルドを着陸させる。そして「ここでどうじゃ?」と問う。
「ああ、いい立地だ」
そう答えたのはソウルハウルだ。クレーターは丁度いい堀代わりになるとして、その場に《キャッスルゴーレム》を創造していき、あっという間に拠点を築き上げた。
その直後より、城壁に備え付けられた大砲が火を噴いていく。轟音と共に放たれた砲弾は、クレーターに入り込んだ魔物達の群れのど真ん中に着弾して炸裂する。下位の魔物程度は、その一撃で木っ端微塵だ。
更にペガサスで城壁の上に乗りつけたルミナリアが、大砲の狙えない死角から迫ってくる魔物達を焼き払っていく。
アイゼンファルドはというと、クレーターのない方向から攻めてくる魔物達を次から次へと蹴散らしていた。
そこには開始早々に、安定した戦況が出来上がっていた。
「なんというか、あの頃を思い出すような光景だな」
どこか懐かしむように呟きながら、キャノンタワーをあちらこちらに配置していくソウルハウル。
「そうじゃのぅ。よくこうして稼いでおったものじゃ」
「これだけ魔獣も揃っているとなると、大規模実験の一回分くらいは稼げるかもしれねぇな!」
ミラとルミナリアもまた、この布陣は久しぶりだと笑う。
ゲーム当時、大規模な魔物の群れを発見したという報告があれば、こうしてまとめ狩りをしたものだと思い返す三人。
ダンブルフの地上戦力に加え、キャッスルゴーレムによる支援砲火、そしてルミナリアの範囲魔術。このやり方で、何十、何百億リフと稼いできた。そして様々な術の実験で、その稼ぎが全て吹き飛んだのも毎度の事である。
そう当時を振り返ったミラ達は一つ考えを改めると、実に堅実な手腕で魔物の群れを掃討し始めた。
「あの三人……もしかしてここで金策でもするつもり?」
なるべく素材になる部分は傷つけないよう、優しく一撃で。そんな配慮が見て取れるようになったアイゼンファルドの動き。炎の魔術を控え始めたルミナリア。そして攻撃の集中する地点から、自らの足で退避していく魔物達の死骸。
そんな様子を目にして呆れ顔を浮かべたカグラは、ピー助に乗ったまま陰陽術による地上への掃射を行っていた。
圧倒的な機動力と、結界による防御力。加えて巧みな式符捌きによって、また魔獣を一体葬る。それはもう鮮やかに、余計な傷を残さない完璧な手際でだ。
「あれじゃあ、まだまだね」
五十鈴連盟の活動資金を稼ぐため。また戦闘部隊の武装を強化するために千を超えるほどの魔獣を討伐してきたカグラは、余裕の笑みで次の魔獣へと向かっていった。
魔物と魔獣がひしめく荒野に降り立ってから暫く。キャッスルゴーレムを拠点にして、戦闘を続けているソウルハウルとルミナリア。
ゴットフリートもまた群れの中に突撃しては、ひと暴れして戻るを繰り返していた。カグラも手を休める事無く、着実に戦果を挙げている。アイゼンファルドもキャッスルゴーレムの裏門で奮闘中だ。
あえて目立つように、一番わかりやすい場所で暴れ回る一同。だが現在、そこにミラの姿はなかった。
では、どこに。それは、この荒野を囲む断崖の麓だ。
「さて、様子からして、ここの辺りじゃが……」
正面には、そそり立つ断崖。何て事のないそれを前にして、何かを待ち構えるように佇むミラ。しかもその隣にはワントソに加え、ワーズランベールの姿もあった。
現在ミラは静寂の力によって、姿を隠している状態にある。
その目的は、断崖の向こう側。
陽動も兼ねた戦闘が始まってから数十分。けれども魔物や魔獣は一向に数が減る様子もなかった。それどころか倒せば倒すほど、強力な個体が現れ始めたではないか。単体でもCランク──上級にも匹敵する強さだ。
ゆえにミラは思った。どこからか補充されているのではないかと。
ミラは今、それを確認しに来ていた。そして《生体感知》で捜索していたところ、断崖の向こう側に何かしらの反応を感知したわけだ。
壁越しであるため曖昧だが、この辺りにその秘密があるのは確かだ。しかも「崖の向こう側に匂いが続いていますワン」というワントソのお墨付きだ。
「しかしまた、派手にやっておるのぅ」
遠くから響いてくる戦闘音と魔獣の咆哮。ルミナリア達は、順調に敵の数を削っているようだ。
と、そうして待っている事暫く。いよいよ、その時がやってきた。鈍い音を響かせながら、なんと断崖そのものが門のように開いていったのだ。
「おお……これまたとんでもない仕掛けじゃな」
予想した通り、そこから沢山の魔物が飛び出してきた。しかも今度は、Bランク相当の魔物であり百を超えるほどの数だ。
「おっと頼む、ワントソ君や」
光学迷彩により視覚からは隠れられているが、魔獣の中には鼻が利くものも多い。幾らかが、近くに潜むミラに気付いたようだ。鼻を頼りに索敵を始めた。
だが、ここでワントソの出番である。匂い魔法という特殊な魔法を操るワントソは、その場で魔物達の匂いをコピーしてミラ達に重ねた。
その効果は抜群で、魔物は完全に標的を見失い去っていった。そして、続き断崖の門から出てきた魔獣らも、ミラ達に気付く事はなく、ルミナリアらの方へと駆けていく。
「しかしまあ、道理で減らぬわけじゃな」
減った分の魔物はこうして補充されていたと判明した。しかもランクアップしてだ。その事をしかと確認したミラは、その仕掛けについてはアイゼンファルドを通じて、ルミナリア達に伝えた。
けれど、ミラの仕事は確認だけで終わらない。魔物と魔獣の追加を完了して閉まっていく門から、するりと中に入り込んでいったのだ。
「やはり、まだこんなにも隠しておったか」
先程追加された分に加え、これまでに倒してきた魔物は数百、魔獣も十を軽く超えるほどだ。だが、どこへともなく運ばれていったと訊いていた魔獣の数は百以上である。
だとしたら、どこか別の場所に配置されているか、はたまた隔離されているのではないか。そんな予想を基に探したところ、見事に的中した。
断崖の門の奥には数百メートル四方はある広大な空間が広がっており、そこにはまだまだ無数の魔物や魔獣が保管されていたのだ。
「む? これは拘束されている……というよりは封じられているといった方が正解かのぅ」
そう、保管である。囚われているのとは違う。そこにいる魔物や魔獣は暴れもせず抵抗もせず、ただじっとしているだけで動く気配もなかった。ただ、黒いロープのようなものが一本首に巻かれているだけだ。
きっとそれによって、制御しているのだろう。
他にも多くの黒いロープが床に散らばっている。何かしらの信号で外れるようになっているのか。そうして再び動き出した魔物と魔獣が、先程のように出撃していったというわけだ。
「魔獣を大人しくさせられるとは……これは、とんでもない術具じゃな」
ミラは、一切暴れる事なく待機している魔物や魔獣達を見回しながら、そこに見える可能性に息を呑む。
全ての生物の敵である魔物と、災害にも匹敵する魔獣。これを制御出来るようになるとしたら、未来の在り方が大きく変わるかもしれない。
だが、こういったものを研究して更なる厄災に見舞われるというのもまた、物語ではよくある展開だ。
(まあ、可能性を残しておくくらいならば……)
研究するにせよしないにせよ、とりあえずとばかりにミラは床に落ちていた黒いロープを数本回収した。
『さて、アイゼンファルドや。全力ドラゴンブレスの準備開始じゃ!』
これでもう、気になるものはない。いよいよ作戦開始だと、ミラは遠くのアイゼンファルドにそんな指示を出した。
『わかりました、母上!』
ミラから全力ドラゴンブレスの準備開始という指示を受けたアイゼンファルドは、そう答えるなり、そのままひらりとキャッスルゴーレムの城壁内へと退避した。
「集中を始めるので、よろしくお願いします!」
そんな言葉を口にしたアイゼンファルドは、早速ドラゴンブレスのチャージを開始した。これまでに放ってきたドラゴンブレスとは違う。限界まで力を集束させて放つ、最強の一撃だ。
だがその準備において、大きなデメリットがあった。
「ああ、わかった」
「あいよ、任された」
勝手知ったるソウルハウルとルミナリアは、アイゼンファルドが準備に入るや否や、素早く配置を入れ替えた。これまでアイゼンファルドが防衛していた裏門側に、戦力を割いたのだ。
「あ、始まったみたいね」
更に、離れた場所をピー助で飛び回り敵戦力を分断していたカグラも反応する。その動きに気付くと一通り魔物を薙ぎ払い足止めしてから、ソウルハウル達に合流する。
「うわぁ、始まったか。にしても、とんでもないな、あれ」
存分に暴れ回っていたゴットフリートもまたアイゼンファルドが準備を開始すると共に、残る魔物達は無視してキャッスルゴーレムへ戻った。
「えーっと……確か、皆が動いたら戻る、だったネ!」
天性の勘ともいうべきか。状況が変化した事を察したメイリンは、正面の魔物達を軽く片付けてから、そのまま皆の集まる場所へと向かった。
そうして一気に警戒が厳重になったキャッスルゴーレム。その城壁の中でチャージを続けるアイゼンファルド。
大きなデメリットとは、そのチャージにある。
とてつもない破壊力を誇る全力ドラゴンブレスだが、その準備には五分という時間が必要だった。しかも極度に集中しなければいけないため飛翔しながらでは難しい。ゆえに地上で無防備を晒す事になる。
加えてエネルギーが膨れ上がるほどに、移動自体が制限されていくというデメリットもあった。
しかも莫大なエネルギーが集中するため、直ぐに魔物達に気取られる。そして本能でその危険を察するのか、一様にアイゼンファルドを狙い始めるのだ。
「これまた、一目散だな」
ルミナリアは上空を氷の雨で埋め尽くしながら、魔物の集まり具合に苦笑する。しかも、射程内にまで踏み込まずに知略的な動きをしていた複数の魔獣もまた、目の色を変えて襲い掛かってきた。その準備が終わったら最後であると、わかっているからであろう。
ゆえに、そんな猛攻から防ぎきるための配置というものがあった。
キャッスルゴーレムは、より守りを固める。全ての大砲の弾は散弾に変更され、近距離を徹底的に掃射する。
ルミナリアとカグラは、アイゼンファルドに近づこうとする空の魔物をメインに撃ち落していた。その弾幕に隙の一つも存在しない。
ゴットフリートもまた、裏門前での防衛戦を始めた。若干頭は足りないが、彼の振るう特大剣の威力は抜群だ。嵐の如く魔物達を薙ぎ払っていった。
そんな彼と並び立つのは、メイリンである。彼女が繰り出す拳に仙術が合わされば、素手でありながら特大剣に匹敵するほどの威力を発揮する。
二人が守る裏門は、そこらの王城の正門よりも堅牢である。
「しかしよくもまあ、これだけの魔獣を集めたもんだよな」
クレーターにて、複数の大型ゴーレムと押し合いへし合いしている複数の魔獣を見据えながら、ルミナリアは感心気味に呟く。
魔獣というのは災害に近い存在であり、本来ならば出遭う事のないようにしたい相手だ。だが同時に希少でもあり、探したところで簡単には見つけられない存在でもある。
そんな魔獣が、見える範囲に十体近くいる。更に幹部達から訊き出した情報によって、この島にはこれの数十倍という魔獣が運び込まれていると判明していた。
それだけの数を島に移送するとしたら、いったいどれだけのコストがかかるのか見当がつかないほどだ。防衛用の戦力にするとしても、いささか過剰過ぎるようにすら感じられた。
「防衛するだけなら、その費用で傭兵でも雇った方が効率的よね」
簡単に計算しても、魔獣の移送費用以下で、それ以上の戦力を有する傭兵団を雇う事が出来るだろう。しかも傭兵団の方が言葉も通じるため尚良しだ。
そのような言葉を口にしたカグラは、それでも魔獣や魔物を配置したのには、何らかの理由がありそうだと予想する。
単純に、徹底した秘密主義なのか。それとも人を信頼していないのか。魔獣や魔物の愛好家なのか。もしかすると、それ以外にも何かあるのか、と。
「そういうのは終わってからでいいだろ」
魔獣や魔物を集めた理由。その事でルミナリアとカグラが盛り上がり始めたところに、ソウルハウルが釘を刺す。
「それも、そうだな」
「そうよね、張本人に訊けばいっか」
現状は、まだ何が起こるかわからない戦場の只中だ。更に危険なレイド級の魔獣が現れる場合だってある。そう気を引き締めた二人は、防衛戦に集中し直した。
「ウェーブ戦の最中みたいな状況で雑談が出来るのは、術士だからか、それともあいつらだからか。どっちなんだろうな」
次から次に押し寄せてくる魔物を片っ端から斬り伏せていくゴットフリート。彼は城壁の上から聞こえてくる賑やかな声を少しだけ羨ましく感じながらも任務を順守し、ひたすらに魔物を屠っていく。
その隣では、ここぞとばかりに修行を始めるメイリンの姿があった。
ダイエット生活を始めてから、もう少しで三か月。
食事も定番化してきました。
とりあえず、一週間でキャベツ一玉を目標にしているのですが、
買い物にいったばかりで新鮮な当日と次の日は、キャベツたっぷりお好み焼き!
三日目からは、三連続でキャベツ鍋!
そしてチートデイを挟んでからの麻婆豆腐で一週間です!
特に鍋の味については、色々と試行錯誤しておりました。
やはり便利な、鍋の素!
最終的に落ち着いたのは、プチっと鍋の豆乳ごま味です。
これをベースに、もう一つを組み合わせるのが今の定番です!
さて次は何と合わせてみようか……。




