チープなつまみと水道水割り
お前はいつもチープなつまみばかりだろ! と言われればその通りなんですが、チープな酒、つまみにはそれなりの良さがあります。
偶には高級な酒を手に入れる事もあるのですが、そうなると同格のつまみが欲しいな、とか、ちょっと落ち着いたテレビでも見ながら、とか、あの人も好きそうだから声をかけようか、とか。何かと肩が凝ってしまいます。
その点、安酒を水道水で割って飲む、しかも氷も水道水を凍らせたやつ。なんてシチュエーションならば、つまみもこんな物で良かろう。という良かろう奴等が食卓に並びます。
我が家の筆頭は「もずく」……と書くと、もずく農家(漁師?)に失礼ですが、もずくの安定感は半端ないです。美味いし、安いし、体にいいし、何より何の酒にも合う。特に濃いめの水割り(酒は何でも良い)との相性が良い気がします。
後は断然日本酒ですね。カップ酒の安っぽい後口をもずくの酸味がキュッと締めてくれる。
何だか水分対水分のような、不思議なつまみとなります。
そして二番手はカニカマですね。これもカロリー低めで罪悪感の少ないつまみ。でもここでマヨネーズを付けると、旨味と反比例してカロリーと罪悪感が増量されます。
三番手はトロけるチーズでしょうか? 本来はトロけさせるやつを、そのままチビチビつまみながらの水道水割り。
あのカルキ臭というか、水道水ならではのスンとした臭いも嫌いじゃ無いんですよね。
安いスナックの臭いというか、ママさんの得意料理は餃子、的な。昼間仕込んだんだろうな〜、という一口餃子と安い臭いの水割り、未だにあるジュークボックスにはニューお富さんのレコードがあり、音飛びが半端ない……みたいな。いかん妄想が始まった。
第四位は、子供のおやつ。いわゆる不当なる搾取ってやつですね。与えておいて奪う。
乳ボーロとか、懐かしい味を口でとかしながら、大人の味覚である酒を楽しむ倒錯感。あと白いせんべい、唇にペタペタくっつくあれを、酒で剥がしながら飲む感じも、不思議うまい。
九州の方では駄菓子屋で飲むという文化があるらしいですが、何か良いですよね。「オッチャンみたいになるなよ」なんて頭を撫でながら、イカをつまみに酒を飲む。
その隣では小銭を握りしめながら、駄菓子を真剣に選ぶーーそんな風景はもはや幻想でしょうか?
今年の夏は沢山のシソが採れたので、余った分は出汁醤油とごま油で漬けてました。これを第5位としょうか。
ご飯を巻いて食べても美味いし、それを適当なおかずに巻いて食べても美味い。案外刺身なども合いそうだなぁ、と、これは幻想系おつまみの話。
その汁を卵かけご飯にかけても美味しいです。漬ける時にゴマを入れておいても、味わい深いですね。そのご飯をそうめんにしても合います。そしてごま油をラー油に変えても美味いです。一度お試しあれ。
まとめ : 安いつまみも、安い酒も、水道水あってのもの。生水を飲めるように日夜人知れず働く水道局の皆様、本当にありがとうございます。




