表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転落したけど、ナニクソ精神で頑張ります。  作者: ヒコしろう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/43

動き出す村とそれぞれの仕事

ブックマークに評価誠に有り難うございます。


書き始めてすぐなのに、


転生・転移 ファンタジーの日間ランキングの262位に入っていました。


びっくりです。



季節は秋、


夏前から始まった移住も終了し、


ホープ村は凄く発展した様に見える。


石レンガを敷いて〈接着〉した大通りには、


二軒の鍛治工房


一軒の革工房


二軒の大工


一軒の家具工房


二軒の商店


が並ぶ、


そして馬車馬の牧場に


沢山の民家は、現在、長屋の様な共同生活をしているが、


農家組が、チーム分けして、木を切り倒して、農地を広げつつ、木材の供給も行っているので、徐々に一軒家も建つはずだ。


毎日貯まる追加ポイントで、大工組には


〈石レンガ生成〉〈接着〉〈木工〉


ついでに


〈身体強化〉60ポイント


を配って村作りを頑張って貰った。


大工組だけでも、親方二人に大工さん八人の計十人が壁を作って行くので、


2ヶ月程で村は分厚い壁に囲まれた。


むしろ、岩を運ぶ手が足りないので、


大工組の奥さま達に無理を言って、


〈アイテムボックス〉150ポイント


を取得してもらい、岩の運搬を手伝って貰った。


アルドさんとエドガーさんと俺で、瓦礫の片付けをしていたら、


崩れたドノバンさんの鍛治釜戸を見つけたアルドさんが、


「ビル様、耐火レンガだ…鍛治釜戸が出来る!鍛治できやすぜ!!」


と喜んでいるアルドさん、


俺が、


「ドノバンおじちゃんの鍛治釜戸だよ。


探せば鍛治道具も有るはずだよ…」


と少し寂しそうに伝えると、


アルドさんは崩れた釜戸に手を添えて、


「ドノバン先輩の命と同じ鍛治道具、このアルドが受け継ぎやす。


ビル様の為に頑張りやすので、


お力を貸してくだせぇ…」


と頭を下げた後に、


「ビル様、この工房の復活はアッシにお任せくだせぇ!」


と俺に願いでるアルドさんに、


「宜しくお願いします。」


と俺からもお願いした。



もう、ついでなので農家チームにも、


〈身体強化〉や〈アイテムボックス〉


を取得してもらい、作業効率が上がった。


俺が〈豊穣〉で畑さえ作れば、緊急の食糧や、作物の品種改良も簡単に出来るし、


普通の畑で品種改良後の作物を育てる事も可能だ。


本当なら、全員に〈豊穣〉を…


と思ったが、


〈豊穣〉スキルはポイント交換では出て来なかった。


異世界の神様スキルの様だ。


代わりに、〈豊作〉という、作物の能力を引き出すスキルがあり、


〈豊穣〉の様にクオリティーが上がる事は無いが、


クオリティーが下がらず、成長促進と、収穫量が上がるスキルだった。


地球の神様の〈豊穣〉は作物の品種改良向きで、


〈豊作〉はその作物の最大ポテンシャルを引き出すのに向いている様だ。


〈豊作〉は、70ポイント


なので農家組に毎日1人ずつスキルを渡して、


俺の畑で品種改良して、種を取り。


農家組の畑で、育てる方式でしばらくは様子を見る事にした。



ついに壁も完成し、


村の中の道や水路も充実して、


教会も完成した。


アイテムボックス持ちを助っ人にして町からの引っ越しが始まったのが夏の終わりだったが、


引っ越しが完了した頃には、


〈身体強化〉〈アイテムボックス〉等の基本能力に、


〈豊作〉〈石レンガ生成〉〈接着〉〈木工〉等の職業能力を持った村人がゴロゴロいる〈特殊〉な村に成っていた。


現在は、


大工組を村の工事と、王国から捨てられた町の整備に当てている。


町は〈カラド〉という名前だったが、町からの移住組が、〈ビルドの町〉と今は呼んでいる。


まぁ、名前を使われるのは〈こそばゆい〉が、


いかにも〈作るゾ!〉みたいな名前なので放っておく事にした。


〈ビルド〉の町には、宿屋と商人の二家族を置いて、


大工組に壁の補修や町の建て替えをお願いして、


ビルドの町担当の商人に、村の作物を売り歩き、こっそり〈移住者〉をスカウトしてきて貰う予定だ。


危険を伴う任務なので、


〈身体強化〉〈アイテムボックス〉は勿論


〈剣術〉〈高速移動〉〈回避〉〈体術〉


に初級風魔法の〈ウィンドカッター〉も取得してもらい、


旅の安全を確保した。


留守の間は村の商人が町に留守番に向かい、


大工組の食事の提供などを宿屋組と協力して行っている。


そして、


俺はというと、現在〈お肉担当班〉として活動中だ。


神父の〈ジール〉さんが、


「使徒様にもしもがあったらいけません!

私も!!」


と一緒に〈お肉担当班〉をしているが…


いいの?


この世界の聖職者は〈殺生〉しても…



まぁ、俺も〈ジール神父〉も、


〈身体強化〉に、〈アイテムボックス〉に〈敵意感知〉と〈ウィンドカッター〉と、


〈罠師〉という罠の成功率が上がるスキルと、


〈弓術〉という弓が上手に扱えるスキルと、


〈ターゲット〉という魔法や弓が当たりやすくなるスキルを取得して、


スキルモリモリ状態で森に入って狩りを行っているので、ちょっとやソッとでは怪我もしない。


ジール神父が鹿の首を魔法ではね飛ばした後に神々に感謝の祈りをあげるので、多少効率は落ちるが、十分な成果をあげている。


もう、村人全員スキルモリモリにして、スタンピードを迎え撃てる村に大改造してやろうかな?


と考えてながら獲物をアイテムボックスにしまって村に帰り、


奥さまチームにお肉の解体をお願いし、


俺は…


「あなた、おかえりなさい。」


「あぁ、ただいま…」


と、避難組のお嬢ちゃん〈ミミちゃん〉の〈おままごと〉に付き合うのが何故か日課にされていた…


まぁ、五歳の〈ミミちゃん〉と六歳の俺で、端から見れば、


丁度のおままごと仲間なのだろうが…


四十過ぎには若干きつい。


しかし、これをしないと〈ミミちゃん〉の機嫌が悪くなるので仕方ない…


1日の最後の業務と思ってお付き合いするのだった。




読んで頂き有り難うございます。


「ちょっと応援してやるか!」と思って頂けた方、


ブックマークを宜しくお願い致します。


この下の辺りにある星印でポイントを入れて頂けたり、

いいね を押して頂ければ幸いです。


合わせて、感想や誤字報告もお待ちしております。


皆様の応援で〈頑張るぞ〉となれますので宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ