新型ウイルス その7
「子供は困難に立ち向かう強さを持っている」この言葉を言ったのは、娘が卒園した時の園長先生。娘が卒園の年、東日本大震災が起こった。在所は、実害があったわけではないけれど、余震がしばらく続き、スーパーの商品棚が空の日がつづいた。そんなときに、園長先生が言った言葉。
全国一斉臨時休校のニュースを見ていた時の娘の一言。
「クラスマッチやりたかったなぁ」娘の通っている中学はなぜか次の日10時半の登校。3・4・5時間目とすべて学活だったとか。休み時間に友達と遊んで気分も落ち着いたのか、すっきりした顔で帰宅。
息子は帰ってくるなり
「アベのばかやろ」いやいやいや、ランドセル重いからってそれは総理大臣のせい・・・だね。年度末、何日かに分けて持って帰る荷物を一度に持って帰ってくるはめに。
「月曜日ねぇ、まだ一回も習って無いとこテストだって」聞けば、終わっていたのは理科だけ。算数は6年生のまとめ、国語は年度末は長いお話を読むだけだし、国際社会の中の日本は中学になってもう一回やるし。6年生最後の授業はテストだらけだったらしい。
中学校も、小学校も規模を縮小して卒業式を行うとのこと。給食費の返金が、6年生は卒業式当日に、中学3年生は給食費を引き落としていた口座に振り込まれるとのこと。
情報番組の話題は、全国一斉臨時休校の是非。子供から大人への感染はないとか、子供から子供への感染はないとか。いまさらそなこと言われても、臨時休校が解除される見込みもないし。
「若者が感染を広げている」とショッキングなワードが。今回のCOVID19は、まったく症状が出ないとか軽い風邪のような症状で終わってしまう人がほとんど。経済活動の主役、10・20・30代の感染者が動き回って感染を広げているっていわれても。北海道大学の試算では、今わかっている感染者の10倍以上が感染している可能性があるとか。
2月16日にライブハウスで感染者が確認。今までの感染経路を調べてみると、屋形船とかスポーツジムとか閉鎖空間が感染しやすいとのこと。満員電車でも、新幹線でも、扉の開閉が空気の入れ替えになってるのではないかとの意見も。大阪のガイドさんが新幹線で東京から大阪まで帰宅しても、それによる感染者が出ていないのもそのためか。いや感染しても症状が出ていないだけかも。
Twitterには、感染隠しのハッシュタグも。感染しているかもしれない社員がいることを社内で箝口令をしいてしまうとか。中小の企業の場合、風評被害で会社が倒産する可能性があるのでこんなことが起きてきているとか。その方が、肺炎でなくなって後々COVID19とわかった時の社会的信用ってどうなるんだろう。いや別にそれでいいならいいんですけど。感染疎開なんて言葉も出てきているとかいないとか。
福岡で初めて感染者が確認されて次の日、電車でマスクなしでせき込んでいる人を見つけた人が、緊急停止ボタンを押したとか。山手線で、せき込んでいる人をコロナだといって責め立てたとか。なんだか世の中、ギスギスしてきた。




