新型ウイルス　その３

　COVID19(新型コロナウイルス)の感染が拡大しているよう。東京では、タクシー組合の屋形船で行われた新年会に出席した方々が集団感染したもよう。家族参加で行われたようで、国内で最初にCOVID19でなくなった方の娘さんも参加されていて、亡くなる前にお母さんと会っていたとか。また亡くなった方の周りの医療関係者に、感染者が確認されている。他にも一緒に参加した奥さんが看護師さん。この奥さんの勤め先の医師も感染。共同通信社は、感染が確認された運転手のハイヤーに4日間で10人が乗車。この職員は自宅待機。名古屋では海外旅行から帰ってきた方やその周りの方々に感染が確認されている。千葉の会社員の方は、海外の方との打ち合わせが多いお仕事だったとか。和歌山の医師の周りでも数名の方が確認されているが、一番最初の感染者の医師がどこから感染したのかわかっていない。

　日本以外のクルーズ船の乗客は、いくつかの国がチャーター機を用意して帰国したよう。まるで先週末の田崎氏の言葉に、各国の政府が反応したよう。日本政府の対応に文句があるというわけではなく、日本政府の負担の軽減のためだったとか。

　そんな中、政府からは不要不急の集まりを控えるようにとの呼びかけが。東京マラソンの一般の部の開催が見送られ、東京オリンピックの予選会も兼ねた大会だったため、中止にはしなかったよう。いやいやいや、予選会やっても本大会が出来るんだろうか。

　数年前のこと、身の回りで原因不明の野鳥の死体が至る所に見つかることがあった。その時に、新型鳥インフルエンザが発生した時のことを予想してみたことがある。拙作「お母（おかあ）のインフルエンザ日記」。野鳥から養鶏場にインフルエンザが伝染。殺処分を行った職員の体内で突然変異を起こして、職員が発熱。体調不良にもかかわらず、新幹線で関東の夢に国に遊びにいって、アジア全体に広がるって話。エタっちゃけど。今この状況を見ていると、自分の想像していたもの以上だった思い知らされる。

　マスクや消毒液がお店から消えることは予想出来ていたけれど、2週間もすれば品切れは解消されると思っていた。買い占めて高値で転売しようとした奴なんか、あっとゆう間に値崩れして損すればいいのにと思っていた。現実は1月の末に子供用に、一箱だけ買った次の日には売り切れてそれから数週間。未だに使い捨てマスクは売り場に戻ってこない。そりゃそうだ、日本のメーカーに委託されている中国の工場が動かないのだから。当たっていたのは、一般参賀が中止になったことくらいか。

　そもそもコロナウイルスって、一般的な風邪を引き起こす原因だったらしい。普通に暮らしていれば大体の人が罹り、養生すればまたは対処療法を行えば治っていた。今回のCOVID19だって、重篤な方に注目が集まっているけれど、軽症率8割。多くの方が対処療法で治っている。薬がない、ワクチンがないって、じゃあ今まで一般的な風邪にワクチンがあったか。そう考えれば、罹ったからすぐに死ぬようなものでもなし。罹っても症状が出ない方もいるし、症状が出ていなくても伝染していくことが厄介。

　そうはいっても、風邪をひいて苦しい思いはしたくない。子供は学校で、ハッピーバースデーの歌を2回歌い終わるまで手を洗うように言われたよう。小学生らしい教え方だと思う。一番は手洗いうがい、盲点はスマホ。暇さえあればスマホをいじっている現代人は、手を洗う時に一緒にスマホも洗うくらいがちょうどいいのかもしれない。（防水機能付きに限る）