新型ウイルス その15
事の起こりは、高校生のTwitter。高校3年生の時間を何とかしてほしい、9月から新学期にしてしてくれれば今まで中止された学校行事が取り戻せるはずだ。世間の仕組みをよくわかっていない子が言う分には、かわいそうになぁですむ話。そこに大人がのっかってきた。17県の知事が集まる団体の代表。その次に、与党がのっかって、都知事と府知事ものっかて、最後に総理大臣がのっかった。はて、混乱に混乱を重ねていっぺんに片づけるだけの裁量が今の政権にあるのだろうか。
いつの間にやら世の中に、コロナ禍なる言葉が浸透していた。騒ぎでもなくパニックでもなく禍。その禍に、総理大臣の対応はその場しのぎだ。道知事が全道学校臨時休校を宣言して受けがいいからと、全国に発令した。県によって感染状況は違うのに、余計な負荷が地方にまでおよんだ。どこかの国で、国民にマスクを配ると聞いて真似した。国民の規模を考えなさいよ。必要な人は自分で自作を始めていたし。そのお金で、マスク工場立てたり人工呼吸器の一つも用意できたでしょうに。結局、数合わせの不良品を配布して回収となった。どうせ真似するならドイツのように、簡易な申請で即急に生活に必要なお金を振りこむようなことはまねできないのか。福井県では一戸家庭に二箱のサージカルマスクが買える券を配布した。行政が特定のドラックストアーだけ使うようなことをしていいのかといった問題はあるけれど。
今度は9月学校開始にして、ここで成功させたら格好いいかもという憶測が見え隠れする。今から準備を始めて、来年9月に開始できるかの検討を始めるとか。何回もとん挫した学校改革を、混乱の乗じて強行できるのか?9月新学期を表明しているのは、都・大阪府・宮城県知事。多くの知事は、乗り気ではない。PTAもこれ以上子供たちを不安にさせないでくれと声明をだした。あるテレビ番組では、10代の6割の子たちが反対している。9月始業式の署名を始めた高校生たちは、自分たちの失われた学校生活を取り戻したかっただけなのではないか。こんなに世間が騒ぐような事態を予想してたのだろうか。
実行再生数なる言葉に注目が集まっている。この騒ぎが始まったころにも話題になった。一人の感染者が何人に感染させるかというお話。感染拡大が始まったころには二人を上回っていたが、最近では一人以下になっているとか。感染者の数を正確に出さないような状態でそんな数字が信用できるものなのか。この数字を下げるためには、各自が外出自粛の継続を、とテレビで叫んでいる。
その言葉に応じるように、このGWには自粛無視たたきのような状態が起こっている。GW前、県を超えて外出しないようにとの呼びかけがなされた。方々で県外ナンバーを付けた車への嫌がらせや投石があったとか。転勤でとか単身赴任で県外ナンバーのまま走っているとか想像できないのか。ましてや、長距離トラックが日本の物流を担っているとか想像できないのか。長距離トラックの運転手さんに嫌味とか、料簡が狭すぎる。
50人でBBQを主催した人の話がネットに上がっていた。自分の周りではコロナ鬱で自殺した人が何人もいる、だからガス抜きをしていると。東京のとんかつ店では、店主が焼身自殺したらしい。自粛が続けば、感染して死ぬか、生活苦で死ぬか、そんな人がふててくる。政府は、総理はそんな人たちをどうしようかといううのだろうか。
参考サイト
https://biz-journal.jp/2020/05/post_155520.html
https://www.n-manga.com/archives/19749




