開花
すべて記憶です。
誤認、思い違いはご容赦ください。
今年は、様々な花が例年よりもかなり早い時期に、開花。コウメは一ヶ月ほど早く、アンズは2週間ほど早く、サクラは5日ほど早い開花。学者先生に言わせると、数十年前から地球の温暖化の気配はあったよう。だったら、物覚えついたときにはすでに地球温暖化の気配があったわけで、自分の子供のころの記録と比べても地球の気候がどれほど変化しているのかの判断にはならないのだろうけれど。
いつも不思議に思うのは、上田や松本の方が長野よりも桜の開花宣言が早いこと。今年は私の記憶の中で一番早い、ソメイヨシノの開花宣言。今までの記憶の中で、上田や松本の3月に開花宣言はなかったような。ちゃんとした数字は見たことがないが、多分、上田や松本の方が年の平均気温は低いと思う。標高も高いし。日照時間はと言われれば、多分中南信の方が多いんだろう。桜の開花宣言だけは、律義に南からやってくる。でも、小諸はいつも長野の後。上田も東信のはずなのに、小諸や佐久は長野の後にソメイヨシノが開花。不思議に思いながら、やっぱり標高かなぁといつも納得している。
この時期に高遠のサクラは3分咲きというのも、今までの記憶がない。高遠城址公園の桜は、ヒガンサクラなので、ソメイヨシノとは少し開会時期がずれる。とはいえ4月の中旬ではなかったか。ちなみに、今年はイベント自粛を受け、城址公園を閉鎖してしまったとか。小諸の懐古園も、例年に比べて2週間ほど早く開花宣言が出たよう。こちらも閉鎖するかとひやひやしている。花見は、3密にうちの入らないと思うのだけれど。
今年特記することといえば、東京の開花宣言が出された日に、みぞれが降ったこと。3月の中旬までは、例年以上に暖かい日が続き、観測史上最速のソメイヨシノの開花宣言になったとか。その日に、寒波の南下によってみぞれ。その2週間後、満開の桜の上に積雪。関東圏でも積雪。在所では、まさかシーズン初めての本格的な雪かきが、3月の末なんて信じられない状況。テレビで耳にした話。寒い時期に北極の寒気をちゃんと南下させないと、変な時期に寒気が南下して変な時期に雪になる。
寒い時期は寒く、暖かい時期は暖かくないと、作物は育たない。季節外れに咲いたコウメ。受粉を助けてくれる昆虫までも活動していたかは、怪しい。満開で雪をかぶったアンズ。受粉ができたのだろうか。ソメイヨシノが雪をかぶっても、色が抜けるだけだからまぁいいや。
以上にはやい春の到来を、素直に喜ぶことができない。




