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登場人物紹介2

【味方陣営】


浅間梵(あさまぼん)桜嵐玻璃(おうらんはり)

・一人称:俺

・種族:人類 (ハイパーボリア人の末裔)

・年齢:十九歳

・容姿:黒い袖無しのマントと立襟

・発狂内容:狂愛 (シスコン)

・エピソード:三人目となる一〇〇〇年前の人間。桜嵐玻璃がミイラ化した後、難病で死に掛けていた浅間梵と融合した。チート級の能力で無双するものの、あまりの人外っぷりに孤立してしまう。ただ一人自分を見捨てなかった姉に狂える程の愛を懐いている。



浅間栄(あさまさかえ)

・一人称:私

・種族:人類 (ハイパーボリア人の末裔)

・年齢:二十一歳

・容姿:女袴の令嬢、腰には日本刀を下げている

・発狂内容:人斬り

・エピソード:浅間梵の実姉。山岳連邦の議員であり、二荒王国との戦いに拘泥する自国の現状を憂いてクーデターを起こした。弟の事は利用しているだけという体を取りつつも、芯では深い愛情を懐いている。

 狂気により、とにかく人を斬って解決しようとする傾向がある。




【敵方陣営】


蛇宮(へびみや)ハク/蛇王ヨルムンガンド

・一人称:あたし/???

・種族:蛇人間/ニャルラトホテプ

・年齢:十五歳

・容姿:くしゃっとした癖のある白髪、蛇目

・発狂内容:???/二重人格

・エピソード:蛇神イグに呪われた童女。呪いを封じ込める為、蛇王ヨルムンガンドが憑依している。蛇王との関係は基本的には良好であり、互いを尊重している為、人為的な二重人格状態となっている。緊急時、あるいは父の命令に従い、蛇王はハクの肉体を用いて戦闘を行う。



■ロキ

・一人称:私

・種族:人類 (ニャルラトホテプ)

・年齢:不明

・容姿:黒髪灰眼、男か女か分からないタイプの美形

・発狂内容:虚無主義(ニヒリズム)

・エピソード:『狡知の神』。『五渾将』が一人であり、蛇宮ハクの父・蛇宮掛爪(かけづめ)に憑依・融合している。蛇宮掛爪は山岳連邦の議員であり、その立場を利用してロキは連邦を二荒王国との戦争へと嗾け、国力を削るべく暗躍した。

 虚無主義(ニヒリズム)は悟りではなく絶望から生じた思想。「特別なものなど何もない」という点では『ナイ神父』と共通だが、「全てが平等故に幾らでも替えが利く」ナイと「全てが無価値故に幾らでも切り捨てられる」ロキとでは決定的に異なる。



■冥王ヘル

・一人称:私

・種族:人類 (ニャルラトホテプ)

・年齢:肉体年齢十歳前後

・容姿:三護松武と瓜二つの顔、青黒いゴシックドレスと白髪

・発狂内容:氷像フェチ

・エピソード:男の娘(オトコノコ)。死体を器とする生霊。器は『プロジェクト・シュリュズベリィ』という研究計画によって生み出された人造人間の一体。三護松武の器も同計画の人造人間であり、容姿が同一なのはそれ故。



■犬王ガルム

・一人称:???

・種族:人類 (ニャルラトホテプ)

・年齢:三十代後半

・容姿:身長二メートルを超える禿頭の大男

・発狂内容:???

・エピソード:冥王ヘルのペット。彼女の魔術(スキル)獣憑きビースト・ポゼッション』により傭兵の男に憑依している。

 男の身分は傭兵ギルド『ザウム戦士団』の団長(ギルドマスター)。粗暴で欲深い性格だったが、一方で自分のギルドをAランクにまで成長させた運営力も持っていた。ガルムに乗っ取られた以後は意識を失い、ガルム諸共三護松武に灰も残さず焼き殺された。




【中立】


曳毬茶々(ひくまりちゃちゃ)

・一人称:茶々

・種族:食屍鬼(グール)

・年齢:外見年齢十八歳

・容姿:額に一本角の鬼女、甚平

・発狂内容:芸術家

・エピソード:実年齢八十八歳。三護松武とは幼馴染。カダスの神殿の神子であり、冒険者や傭兵の転職を担う。描いたものを実体化させる――二次元を三次元に変換する「次元」の概念魔術(ダオロス)の使い手。

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