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【第三話】……夢の職業の巻

「軍曹! ミラクルの為のお酒買ってきて!」


「わかりました!」


 このミラクルという符号、大変に特殊なお酒で他所では飲めないのである。

 それもそのはず、ここの厨房責任者が調合したお酒なのだ。


 ……密造ではない。

 ただ単に勝手に買ってきたお酒を混ぜるだけである。


 夜の飲食では調合師なる都市伝説的な職業がある。

 空の瓶に安酒を混ぜ込んだのを詰め込み、ラベル通りの高いお酒として仕上げるのだ。


 

「軍曹! ミラクルの注文ない?」


「まだ、ありません!」


 勿論、大事なお客様に、調理場の主の怪しい趣味酒を飲ませる店員はいない。

 飲んだことは無いがきっと不味かったのだろう……(´・ω・`)


 夜の街の夢は幻か?

 空高く舞い上がれ、夢の調合師への夢。



「ミラクルの為のお酒買ってきて!」


 ……懐かしい厨房の声が今日も鳴り響く。





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― 新着の感想 ―
[良い点] 自分は肉体一辺倒だったので、 こちら側の業界は、 とんと縁がありませんでしたが、 実に興味深い内容で、面白いですね。 サクセスしないという所が、 またリアルで、非常に面白いと思います(笑)…
2020/12/26 07:29 退会済み
管理
[一言] なるほど。やはりこういうことはあるのですね。
[一言] 調合師……笑。 すげ〜奴もいるんすねー。中身がなくなっても入れ替えれば、高く売れるってわけですねー。おほー。
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