ネコ・猫・ねこ
少し前になりますが、「にゃくぱく宣言」というさだまさしが歌を歌っているACジャパンのテレビCMが流れました。猫の映像を共に、健康管理をしろ、飼えない数を飼うな、と生き物を飼う際の注意事項が歌われていました。その中に「外に出すな」がありました。
わたしは猫を飼ったことがないので、猫って気ままにお散歩させるようにしてやるんじゃないのかしら? と思いました。ここ数年テレビアニメの『サザエさん』を観ていませんが、磯野家の猫のタマは自由に外に出ていたような覚えがあるし、自宅の庭をどこかの猫が呑気に通り過ぎているのを、去年までよく見掛けていました。
でもそれじゃあいけないみたい。
このCMで、猫は外に出さないようにするが飼い方の心得になっているらしい、と知りました。
わたしが子育てをしていた頃は、公園の砂場が猫の糞に汚染されている、妊婦や幼児がトキソプラズマに感染したら危険と、問題になっていました。また、外を歩き回る猫に庭を荒らされた町内の方の苦情、猫エイズや猫ひっかき病などの病気。猫に限らないですが、動物の交通事故。
こういったことから猫を外に出してはいけない、とCMで歌われるようになったのかしらと、想像します。
人が猫を飼い始めたのは、農耕が始まり、貯蔵している穀物を食い荒らすネズミを退治する為だと、聞いています。
猫には牙と爪があり、ライオンや虎の仲間の捕食動物。亡き祖父が、ネズミをくわえた猫を見た時は、と、驚きと恐怖で語ってくれました。
でも屋内で飼われている猫はネズミなんかの捕まえ方を知らないんでしょうねえ。
「ウチのネコちゃんがネズミを捕まえたんです。悪い病気が移ったりしませんか!」と猫を抱えて獣医に駆け込む人がいた、という笑い話は昭和の終わり頃からありましたけど。
まあ、現在ネズミ退治に猫を飼う人がどれくらいいるんでしょう?




