81 お礼
久しぶりの予約投稿です。
リリムさんからの嫌がらせがなかった日の翌日、この日の部活も特にこれといって目立った嫌がらせもなく部活が終了した。
やっぱりティーナさん達が言ってくれたのかな?
私はそう思って、部屋に帰ろうとしている2人を引き止めた。
お礼を言うためだ。
「2人とも、ちょっといい?」
「ん、どうしたの?」
「リリムさんからの嫌がらせがなくなったの、2人のおかげだよね。ありがとう」
「別に、部長として当然のことをしただけだよ。部内の雰囲気が悪くなっても嫌だしね」
おお〜! なんかかっこいいなぁ。
私も「当然」とか使ってみたい!
まあ、そんな機会は訪れなさそうだけどね……。
「それじゃあまた明日ね」
「また明日……」
「うん、またね」
そういうと2人は部屋への帰路を辿り出した。
さて、私も帰るかな。
そう思っていたら後ろから声がした。ソフィアさんだ。
「ティーナさんとシャーロットさん見ませんでしたか? お礼を言いたいのですが……」
「2人ならさっきここで私と会話してたよ。あっち側に行ったけど、まだ近くにいると思う」
「ありがとうございますわ」
そう言うとソフィアさんは2人が向かっていた方向に歩き出した。
やっぱりソフィアさん、真面目というか、礼儀正しいよね。
明日も何事もなく、部活ができるといいなぁ。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回も楽しみに!!




