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66 トラウマ2
サブタイトル、変えるかもです。
え、ソフィアさんは女の子が好き!? ソフィアさんが好きなのはシオンくんじゃないの?
しかし、そんな私の衝撃を無視してソフィアさんは語り続ける。
「別に私は同性が好きなだけで、他はみんなと何も変わりませんわ」
「うん……」
「でも、リリムさんはそれが気持ち悪かったみたいで、よく揉め事になってしまって……」
えっと、状況を整理させて! ソフィアさんはシオンくんのことが好きは私の勘違いで、本当は女の子が好きと。
それでそれがリリムさんは気持ち悪いと思って喧嘩が多くなったと。
うーん、言ってることは分かるけど唐突過ぎて頭の整理が追いつかない……。
「あのとき、初めて人から拒絶されましたわ。だから……怖かったんです」
「うん、怖かったね。それは」
言葉って怖いしね……。
そういうことを言われ慣れてないソフィアさんは尚更ダメージが大きそうだ。
我慢していた涙が溢れてしまっている。
私はソフィアさんの背中をそっと撫でた。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
明日は諸事情で更新できないかもです……




