62 過去
最近過去の謎回収してるから書いてて楽しい!
「おはよう。ソフィア、フィル」
「眠い……」
そんなことを言いながらティーナさんとシャーロットさんが部室に入ってくる。
シャーロットさん、もうちょっとシャキッとした方が……。
ってそれどころじゃなくて、リリムさんがきてソフィアさんとなんか喧嘩してて……私も状況を飲み込めてないのにどう説明しろと!?
「ん、ソフィアどうしたの? なんかいつもより変というか……元気ないよ?」
やっぱりソフィアさんの落ち込み具合は異常ならしく、こういうことに疎そうなティーナさんにまで気づかれてる。
まあ、気づかない方がおかしいけどさ……
「いえ、元気ですわ……」
「リリムさんがさっきまでいてケンカしちゃったみたいで……」
「え! リリム来てたの!?」
「うん、明日から毎日来るみたい」
「そう……」
ティーナさんはそう言いながら心配そうにソフィアさんの方を見ている。
あれ? 2人は仲悪い?
そのとき私は大切なことを思い出した。
(いや、部長として私が伝えとくよ。フィルちゃんはリリムがどの子か分からなさそうだし。ソフィアは……うん、なんて言うか……だからね)
(……? 分かりました)
(ソフィアさんとリリムって人との間に何があったんだろう。
気になるけれども今は触れてはいけない。何故かそんな気がした。)
そうだ、ソフィアさんとリリムさんは過去に何かあったんじゃないかって思ってたんだ!
……何があったんだろう? それは今聞いていいものなのだろうか?
明日はシオンくんの誕生日です。
本編とは別に番外編あげますのでお楽しみに♪




