表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/148

番外編9 ワンナイト人狼 後編

ソフィアさんがてるてる、ティーナさんが占い師であることがほぼ確定となった。

 そしてあまり役職が村人と人狼であったため、私かシャーロットさんが人狼ということになる。


「占い師で、元怪盗」

「私は怪盗で誰からも役職を取りませんでした」


 シャーロットさんと私がそれぞれ怪盗を語る。

 未確定な役職の中で村人陣営は怪盗だけだし、当たり前なのだが。

 

「それはルール上ありだけど……なんか怪しいなぁ」

「フィルさん、あなた人狼でしょう?」

「いや、怪盗だよ!?」


 何も盗らなかったと言う私に疑いの目が向く。

 まあ、仕方ないかも知れないけどさ、人狼じゃないよ私。


「別に私を吊ってもいいけど、そしたら負けるよ」

「言い訳は見苦しいよ」

「もう投票していいですか?」

「私はいいよ。みんなもいいよね?」


 こうして投票が始まる。

 と言っても吊られるのは誰か分かってるけど。

 私はシャーロットさんに、シャーロットさんはティーナさんに、そしてソフィアさんとティーナさんは私に票を入れる結果となった。

 こうして私が吊られて……てるてるの勝利が確定した。


「私の勝ちだね」


 そう言ってソフィアさんから盗ったてるてるのカードを見せる。

 私は怪盗でソフィアさんからてるてるを盗って、あたかも人狼のように振る舞ったのだ。


「え、てるてるですの……?」

「うん、そうだよ。なかなか上手い立ち回りだったでしょ」

「ええ、人狼だと思いましたわ」

「ふふ、ありがとう」


 こうして今回のゲームは私の一人勝ちで幕を閉じた。

 またやりたいな、人狼ゲーム。

午後に解説編出すのでそっちも見ていただけたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ