番外編7 立ち話
「あら、シャーロットさん」
「あ、ソフィア」
廊下で見知った顔を見かけた私は声をかけることにしましたわ。
気になっていることもありますしね。
「最近ティーナとはどうなんですの?」
「別に、進展もないし今まで通りだよ」
「そうですの」
ようするに今まで通りイチャついているんですね。
ティーナさんは鈍感ですしシャーロットさんには頑張ってもらいたいですわ。
「そういうソフィアはどうなの?」
「え? 私ですか……?」
「うん、最近フィルと進展あった?」
「ふぇ!?」
なんで私がフィルさんのことを好きって知ってるんですの!? 私、誰にも言ってませんよ!?
いや、もしかしたら偶然当たった可能性もありますし、上手くごまかせばなんとかなるはずですわ。
「進展って……私とフィルさんはそういう関係じゃありませんわ」
「ふーん」
「な、なんですの……?」
「上手くいってるようで何よりだよ」
なんで嘘がバレるんですの!
私、別に変なこと言ってなかったはずですわ!
……恥ずかしい……。
「頑張ってね」
「ありがとうございますわ」
……なんでバレたのでしょう?
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