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52 相手

 やっと仕事が終わった!

 この後は全部フリーなので目一杯遊ぶことができる。

 どこに行こうかな〜。


 ……あ、忘れるところだった。このままだと1人で遊ぶことになっちゃう。


「ソフィアさんはこの後誰かと周る予定ある?」

「いえ、ありませんわ」


 よし、なら私と遊んでくれるよね。

 1人で遊ぶのはなんだか虚しいからね、お互い。


「なら一緒に周ろうよ」

「いいんですの?」

「当たり前じゃん」

「なら、お言葉に甘えさせていただきますわ」


 そう言ってソフィアさんは私の手を握った。

 あー、そっか。学校祭で混んでるからはぐれないように、だね。

 

「最初にどこに行きたい?」

「うーん、Eクラスに行きたいですわ。2人ともこの時間に働いているらしいので」

「オッケー、それじゃ行こっか」


 私はソフィアさんの手を引いてEクラスの出店に向かうのだった。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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