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43 お手柄

今日はシャーロットさんの誕生日ということで午後に二章番外編に誕生日記念の話を投稿します。

見てください!

 ただでさえ作るものの意見が出なくて困っているのに包丁とまな板しか使えない……状況は絶望的だ。

 寮で作れるって言っても学校祭当日は混雑が予想されるからここまで運んでくるのは大変そうだし、運んでこれるものも制限されそうだし……。


「それで何を作るか決まりましたか?」

「いえ、何も思いついてないです……」


 私の言葉の後に後ろから「カジノっぽい料理がわからない」といった内容の声がいくつか上がってきた。

 うん、みんなカジノに行ったことがないからどんな料理がカジノっぽいのか分からないのだ。


「普通にサンドイッチとかではいけないんですの?」

「なんかカジノっぽくないよ!?」


 私の意見にみんなが賛同してくれる。

 カジノってカッコいいイメージあるけどサンドイッチは……何というか普通って感じがする。

 

「そうですか?例えば……ポーカーをしていたとしますわ」

「うん」

「そのときに普通の料理が食べられますか?」

「……食べられないね。カード持ってるから」

「片手で持てるサンドイッチとかはどうですか?」

「……食べれる!」


 おお、そう思うとなんかカジノっぽくなってきたぞ、サンドイッチ。

 周りもなんだかソフィアさんに賛同しているっぽい。

 お手柄だね、ソフィアさん。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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