42 料理開発
出し物を決めて、グループも決めた翌日。
今日から学校祭準備期間ということで授業もなく私たちは学校祭に向けての準備を進めていた。
内装は紙の上に机の位置を書いていたりそれっぽい小物を作っていたりする。
衣装・宣伝は二手に分かれて片方は衣装のイラストを描いてイメージを固めていて、もう片方は早速ポスター制作に取り掛かっている。
そして私たち、料理開発は……何も進んでいなかった。
カジノっぽい料理ってなんだ!?
しかもソフィアさんは当日料理に使える調理器具を確認してくるとかなんとかでいないし‼︎
「確認してきましたわ。」
「あ、おかえり。」
やっとソフィアさんが帰ってきた。
これで少しは話し合いに進展はあるかな?
「当日、学校内で使える調理器具は包丁とまな板くらいだそうですわ。ただ、寮で料理して学校に持ってくるのは可能と言っていましたわ」
え、マジで?
校内じゃほとんど何もできないじゃん。
どうやら話し合いの進展は悪い方へと進展したようだった。
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