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122 掃除開始
「とりあえず、必要なものと不必要なものに分けましょうか?」
そう言ってソフィアさんは「袋を取ってきますわ」と言って姿を消してしまう。
……リリムさんとフユさんは絶望って顔してる……。
……まあ、掃除してない方が悪いよ……。
「ねえ、ソフィアがいないうちに逃げない?」
「……賛成……」
目の前で2人が何か言ってるけど、これはどうするべきなんだろう?
逃さないのが正解なんだろうけど、止めていいものなのかな……。
冗談かもしれないし……。
なんていうことを考えているうちに、ソフィアさんが帰ってきてくれた。
両手にはたくさんの袋が握られている。
……ほとんどがゴミ袋と化すんだろうな……。
「さあ、掃除を開始しますわよ」
そう言ってソフィアさんはリリムさんとフユさんと……私にも袋を渡した。
あ、私も掃除するんだね……。
観覧してるだけが良かった……。
まあ、渡されちゃったものはしょうがないから、頑張りますか……。
次回もお楽しみに!




