106 後日談
ついに完結です!!
私は全く実感湧いてないです!
5分くらい前に1話投稿してるので、そちらから先にお読みください。
「ちょっと2人ともベタベタしすぎじゃない?」
例の一件があり、私とソフィアさんが付き合い始めて数日後、リリムさんからそんなことを言われた。
まあ、自覚がない訳じゃないけど……そう言われると恥ずかしいな……
「カップルじゃあるまいし……もうちょい離れたら?」
「え、付き合ってるけど」
私のその言葉にここに居た全員が反応を示した。
ソフィアさんは顔を赤くしてるし、ほかのみんなはすごく驚いている。
あれ……? もしかして隠してた方が良かった?
まあ、いっか。どうせすぐにバレるだろうし。
「え、おめでとう! 2人はいつから付き合ってたの? どっちが告白した?」
ティーナさんは付き合い始めた事実に興味津々といった感じだ。
目が輝いてるもん。恋愛話とか好きなのかな?
祝福してくれるのは嬉しいけど、そんなに質問されると恥ずかしい……
「えーっと、数日前から……」
「付き合いたてだね。それで、告白は?」
「えーっと……ノーコメントで」
あれはどっちから告白したかよくわかんないし、それに答え続けるのも恥ずかしいから、私は無理矢理ティーナさんとの会話を中断する。
シャーロットさんは相変わらず本を読んでいる……ように見えるけど、絶対に読んでない。
さっきから1ページも進んでないもん。普段なら5、6ページは進んでるのに。
それにさっきからティーナさんの方をチラッて見てることが多い。
……恋愛話になった途端、ティーナさんの方を見た……?
……! もしかしてシャーロットさん、ティーナさんのこと好きなの!?
どうやら私はティーナさんのことを悪く言えないようだ。
シャーロットさんの恋愛事情、めっちゃ気になるもん。
うーん、ティーナさんはそういうのに疎そうだけど頑張れ!
この場で言ってはいけないことだと思ったので私は心の中でそう応援した。
リリムさんはというと、
「へぇ、良かったね……おめでとう」
めっちゃ悔しそうだった。
リリムさんはソフィアさんのことライバル視することが多いし、多分自分より先に恋人ができたのが悔しいのかな?
「悔しいの?」
「そんなことないし! むしろ私がレズに狙われなくなって清々しい気分だし!?」
「狙ったことはありませんわ」
苦し紛れに放った言い訳はソフィアさんの一言で簡単に否定されてしまう。
その言葉を聞いて、リリムさんがムッとしたのが見てわかる。
変なプライド持ってるなぁ。
「それはそれでムカつく! 嘘でもいいから惚れたって言いなさい!!」
「いやですわ」
私は流石に笑いを堪えられなくなって、ついつい声を出して笑ってしまう。
よく見るとティーナさんも口を押さえて必死に笑いを堪えてるし。
シャーロットさんは笑うそぶりもないけど……
私たちが付き合っても、この部活の賑やかな雰囲気は変わらないようだ。
でも、確実に私とソフィアさんは変わった。
もちろんいい方向に。
私がそっとソフィアさんの手を握ると、ソフィアさんはそれに答えるように手を握り返してくれる。
それが嬉しくて、つい顔がニヤけてしまう。
この幸せがいつまでも続きますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
あとがき(という名の駄々喋り)を活動報告にて書かせていただきます。
私の性格上、多分後日談はもっと書くのですが(書けなかった設定もあるので)、1〜2ヶ月は休載させていただきます。 ……もうプロットがない……(小声)
完結設定をした理由は、作品タイトルを改めるかどうか悩んでるからです。
とにかく、この作品を最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後、どこかで見かけたり、投稿を再開したらそのときはよろしくお願いします!




