98 行き違い
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ありがとうございます!!
「……ただいま」
気持ちを落ち着かせた私がそう言って部屋に帰ると、奥から何やら声がしたが、なんと言ってるのかわからなかった。
出てけ……とはソフィアさんの性格上言ってはないと思うし、「お帰りなさい」とかかな? まあ、だったら嬉しいというのもあるけど。
私は部屋の中に上がり、キッチンへと向かう。
ソフィアさんの姿は見なかったし……ソフィアさんは寝室にいるのかな?
まあ、気にしてもしょうがないか……
「何作ろうかな……」
そう言ってある食材を確認する。
うーん、これと……これと、あとこれを炒めれば何かできるかな?
私は脳内で料理をしてみたが、普通に美味しそうだったのでそのまま作り始める。
さて、実際は美味しいのかな?
うん、美味しい。味見をした私はそう思った。
完成したわけだし、ソフィアさんに声かけますか……
……あ、まだ、謝ってなかったな……
謝らないと……
「ソフィアさん、あの……ごめんなさい」
「いえ、大丈夫ですわ……こちらこそ、すみませんわ」
「……ご飯、できてるよ」
「……あとで、いただきますわ……お皿も洗って置きますので、テーブルの上に置いといていただけますか……?」
「うん、分かった……」
私はそのまま自分一人でご飯を食べたが、なぜかあんまり美味しくはなかった。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回も楽しみに!




