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88 お風呂
勉強会も終わって、私とソフィアさんは自室に戻っていた。
今は私がお風呂に入っている。
私は湯船に浸かりながら考えごとをしていた。
考えているのは勉強会のことだ。
……あのとき感情は、なんなんだろう……?
「嫉妬、なのかな……」
私はぽつりと言葉をこぼした。
……ん、嫉妬?
それじゃあまるで私が恋愛感情を抱いている見たいじゃん!?
私は恋人が欲しいだけで、恋愛感情とかは抱いてるつもりはなかったのに……
「でも……確かにそうなのかな……?」
やっぱり、2人が楽しそうに会話してるの、嫌だったし……
うう……次からちゃんと顔、見れるかな?
私はそんなことを思いながら、恥ずかしさを紛らわすために湯船に口まで浸かってぶくぶくと泡を立てるのだった。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回も楽しみに!!




