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モブ顔の俺が男女比1対12のパラレルワールドに転生。またも同じ女の子を好きになりました   作者: #とみっしぇる


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78 個人戦スタート

インターハイ2日目、3日目は個人戦。勇太は2日目の会場に行くと、すごく注目されていた。


今日の勇太は、茶色のズボンに薄い青のワイシャツ。ボタンは2個空け。


「あ、あの人だ。昨日、テレビカメラの前でプロポーズした坂元君だよ」

「やっぱ、ハーレムなんだ」

「現物はモテそうだもん。なんか雰囲気ある」


勇太はハーレム?と思ったが、ああ、そうじゃんと納得した。


そんなつもりはなくても、昨日からルナと梓が常に一緒。普段もこれにカオルがいたり、仕事繋がりの純子や臼鳥麗子が加わることがある。


「女子だらけの世界で普通の男子生活を目指すと、ハーレムが前提になるのか・・」


ハーレムなんて言われて恥ずかしいと思っても、周囲から見るとそうなっている勇太だ。


きちんと自覚し始めた。


パラ高柔道部員も普段の生活で一緒にいる時間も増えた。マルミ、タマミ、キヨミもキャラは違うが、黙っていれば美少女の三つ子だ。


茶薔薇の人たちとも仲良くなっている。


まあ、茶薔薇柔道部の人に囲まれると、彼女らは勇太のボディーガードと勘違いされることがある。


みんな乙女なのに・・


今のところ最後までシたのはルナのみ。けど梓とも、お泊まりしたのはネットに流れている。外から見ると、前世では完全にハーレム野郎だろう。


これで浮気者と言われず、称賛される不思議な世界だ。


そんなことを考えながら2階席から試合場を見ていると、どんどん試合が進んでいく。


各都道府県代表が全階級で1人ずつ。女子のみだから、階級が細分化されて13もある。


朝早くからトーナメントを消化するのに8ヵ所ある試合場でガンガン試合を行っていく。


各階級の上位16人で明日、頂点を目指す。


カオルの63キロ級が2つの要素で大きく注目されている。


ひとつは、柔道アイドル不知火マイコの連覇に注目が集まっている。


そしてカオル。別の方向でも注目を浴びている。梓の暴走発言により、男子1人を含む4人婚確定と広まっている。


前の日の団体戦直後、エロカワ男子に、この空間でプロポーズされたばかり。尊敬の目で見る子もたくさんいる。


トーナメントの勝ち上がりでは、カオルは不知火と決勝でしか当たらない。


63キロ級は『3強』のムード。


不知火、カオルが1、2番手評価。3番目も実力差は僅差で3強対決とも称される。バランス型の岡山県代表、フクオカハナオ3年生。


順当に勝ち進むと、フクオカ選手は準決勝でカオルと対戦する。


勇太の周りには、昨日の騒ぎでなおさら女子が集まっている。


しかし今日は、勇太のガチな柔道男子ムードに引っ張られ、真剣に柔道をやっている女子しかいない。


気持ちの向け方は柔道6、勇太4くらいである。


勇太とルナが、梓に教えながら観戦している。


カオルは相手を引きつけて、体落としで一回戦突破。不知火は足さばきで相手をほんろうして内股炸裂。


フクオカ選手も、小内刈りで余裕の初戦突破。


「ルナさん、ユウ兄ちゃん、カオルちゃんの動きはどう」

「キレキレだけど、ほかの優勝候補2人も、すごいね・・」

「全国大会でも、他県代表を圧倒できる3人。みんな強すぎて、俺じゃ誰が優位かわかんない」


勇太は自分をガン見している女子に気付いた。柔道の話に加わりたいのかと思って、女子3人組に誰が強そうかと話を振った。


至近距離に呼ばれて勇太と話をした女子のひとりは、昨日は団体戦で本戦に出場した神奈川県の高2。


顔立ち可愛い系157センチだけど、クラスは60キロ級。筋肉質で少し太めと言われる。1学期に男子に話かけて嫌な顔をされた。


けれど勇太の笑顔と弾んだ会話のおかげで、男子っていいなと再び思った。


手作りクッキーまでくれた。


生の勇太の魅力はネットに書き込まれていた以上だ。東京には、こんな男子も現れるらしいが、遭遇したのは初めて。


あの柔道アイドル不知火マイコの対極にいる、『野獣』今川カオルを大切に女の子として扱っている。


昨日はカオルの気持ちに応え、人前で肩を抱いて結婚の約束をしている。


あの瞬間のカオルの顔が忘れられない。


テレビでも放映されて反響を呼んだし、自分もそれを見てここに来た。


勇太は、自分と相性が良ければ顔も年齢も気にしないとささやかれている。


真横にいるモブ顔の花木ルナという人も、すごく美人の梓という子同様に、宝物のように大事にしているのが分かる。


ワンチャンスを狙う価値があるのかもと思ってしまう。


本気でパラレル大学か、近くにあるパラレル体育大学、パラレル総合芸術大学を目指そうかという考えが、頭の中をよぎっている。



初日、個人戦に出場した茶薔薇学園は7人、そのうち5人がベスト16に入り、2日目に駒を進めた。


健闘むなしく負けた2人には、頼まれるまでもなく勇太が胸で泣かせてあげた。


片方は、短期間でも世話になった3年生。一般入試の進学希望だから、彼女はこれが引退試合だ。


「お疲れ様でした」

「ううっ、ありがとう・・」


勇太の優しさだが、茶薔薇学園には意外とヘイトも集まっている。


ネットではこんな書き込みがあった。


『私、茶薔薇の人に勝ったのに・・・。負けた人がエロカワ男子のハグなんて・・。これって、勝った私へのご褒美にするべきでしょ』


こんなニュアンスの書き込みがあった。間違いなく選手である。


勇太はこれを見せられ、「知らんがな・・」と呟いた。


ルナは腹を抱えて笑っていた。





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