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モブ顔の俺が男女比1対12のパラレルワールドに転生。またも同じ女の子を好きになりました   作者: #とみっしぇる


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283 1年生同士の対決、キヨミVSウメカワ

茶薔薇学園に連敗して、いよ後がなくなったパラ高柔道部。


中堅はキヨミ対ウメカワアヤノ。


ウメカワは桜塚ハルネ前部長と同じ66キロ級。インターハイ優勝のハルネが、中学の頃から面倒をみてきた。素質は十分だ。


カオル、ハラダほどではないが、最近は注目されている。


2年生だけで全国大会制覇を目指せるメンバーがいる茶薔薇で、県予選は彼女に中堅を固定するという。


次期エース候補だ。


前評価はもちろん、ウメカワアヤノの絶対有利、でもない。


ウメカワの強さはキヨミだけでなくルナらも体感している。身長は162センチだが、手足が太い。


練習熱心で立ち技も寝技もイケるオールラウンダー。


一般入学ながら、茶薔薇柔道部の1年生では特進クラスの面々を押さえて一番に強い。


しかし問題がある。


かなりのあがり症なのだ。


中学では県の予選準決で雰囲気にのまれた。試合内容も悪く、それで推薦枠を取れずに一般入試。


桜塚ハルネ、今川カオルに声をかけられて茶薔薇に入った。


インターハイ予選の個人戦、新人戦でも上級生相手に健闘しているが、最後は緊張しすぎて負ける。優勝歴がない。



だから、キヨミに勝算がある。


ウメカワはパラ高の実力者、ルナ、キヨミ、マルミ、タマミを練習では軽く投げている。


なのに実力5番目の勇太には完敗。


あがり症、むっつりスケベは勇太と組んだ瞬間に腰砕けになる。


今日も初戦は良かった。


だけどさっき、カオルを抱えて試合場を歩き回る勇太を見て妄想してしまった。


さらにこのパラ高VS茶薔薇の試合、あまりにも注目が集まりすぎている。


県予選なのに2000人くらいの視線が集まっている。


キヨミは、貴重な男子の勇太に色んなイタズラを仕掛けている。普通なら男子に嫌われる世界なのに、いつも可愛がられている。


そんな彼女を参考にするため、見にきた人もいる。


ウメカワアヤノ、ハセガワキヨミと名前が呼ばれると、わああああ、と歓声が起こる。


「追い風」

キヨミは喧騒の中の3試合目で落ち着いてきた。


「あわわ・・」


「アヤノ、しっかりしろ!」

「普段通りの力を出せばいいのよ」


カオル、ツバキ部長の激励で普段は持ち直すのだが、歓声にかき消されてしまった。


さらに悪気がない追い打ちがあった。


「キヨミ頑張れー、ウメカワさんも頑張るんだよーーー」


歌のトレーニングで響く声に拍車がかかった勇太の声だけは、喧噪の中でも届いた。


「ほわわっ」。ウメカワは、さらにあがった。



「始め!」


なのでキヨミは、相手が集中力を欠いている30秒間が勝負と思っている。


組んだ瞬間に、キヨミはウメカワの左足に自分の右脚を内側から絡めた。


小内刈り。

不意を突かれたウメカワが横に倒れた。


「有効!」


反射的にウメカワは寝技で返そうとした。そっちも強い。


「キヨミ、立って体勢を立て直せ!」勇太が叫んだが、キヨミはあえて寝技に持ち込んだ。


キヨミは上からなら自信がある。


「そのまんま押さえ込むっすよキヨミ、そいつを勇太先輩と思って襲うっす!」

「勇太先輩と思って、かぶりつきないさい!」


マルミ、タマミが勇太と逆のことを叫んでいる。


おおーいと勇太は思ったが、ルナも応援の1年生も、同じようなことを言っている。


キヨミ、タマミ、マルミの寝技は進化を続けている。


原動力はエロだ。


来たるべき日に勇太を蹂躙するためだ。


正式な婚約者がルナとカオル。嫁は梓だけど、6月までには純子、麗子、嘉菜、真子と形上でもはっきりとしたものを示すと長谷川三姉妹は思っている。


だから6月を目安に、キヨミ、タマミ、マルミの3人で勇太に交際を申し込む。


ルナと梓にも、すでに打診していて前向きな意見をもらっている。


勇太がOKさえ出してくれれば、その日に3人で襲いかかる気だ。


その日を思い浮かべると、3人とも寝技の練習に力が入る。


エロと実益を兼ねた練習でキヨミも進化している。


「う、うそ・・」

「正常位、無敵」


この世界のセッ●スは女の子が上。


キヨミは茶薔薇学園で合同練習のときはウメカワに投げられ下、それからウメカワに上から乗られて寝技の攻防だった。


今回はキヨミが上。鍛錬してきたものの濃さが違うのだ!


まあ、褒められた動機ではないが・・


バタバタするウメカワの左腕と首をキヨミがロックして外れない。


30秒が経過した。


「1本!」



「ありがとうキヨミ」

「やったな、強かったぞキヨミ」


「腕痛・・」


ウメカワの柔道着を全力でつかみ、握力がなくなったキヨミの手を勇太が取ってにぎにぎした。


「にへへ・・」


勇太がキヨミの笑顔を見たのは2度目だ。

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