◆◆登場キャラクター紹介5◆◆
【遠坂深雪】
性別:女
年齢:11歳
人種:日本人
職業:小学生
木星圏出身の女子小学生。
半年戦争の英雄である艦長、遠坂明を父に持つ。
家族四人で仲良く暮らしていたが、父が兄を殺し消息を絶ったという知らせを聞いて母が心労で倒れ、そのまま亡くなるという形で一瞬にして家族を失ってしまう。
その過酷な境遇により身につけた11歳ながらも大人顔負けの冷静さ、そして父をも超えると言われる艦長として技量を持ち、Ν-ネメシスの正艦長としてガエテルネン海賊団からは認められている。
彼女の艦長技能は親の七光りと言われたくない思いで、学校に保管されていた軍用シミュレーターをやり込み続けた功績なのだが、結果的に親の才能を継いだ存在としか認識されていない。
しっかりしている少女ではあるが、経験の薄さが時折年相応の姿を垣間見させる。
自身の悩みを解決してくれた青年・フィクサに想いを寄せていたが、彼が敵だと判明して以降は想いを断ち切ろうと努力している。
【遠坂明】
性別:男
年齢:53歳
人種:日本人
職業:元木星軍中佐
深雪の父であり、半年戦争の英雄である木星軍の艦長。
半年戦争の開幕において、巡回警備中にヘルヴァニアとのファースト・コンタクトに遭遇した。
その際に戦艦「ジュピターイレブン」を失うも、襲撃時に唯一負傷を免れた艦長として反抗部隊「カウンター・バンガード」旗艦「アークベース」の艦長となる。
指揮能力・人格ともに優れた模範的な軍人であり、半年戦争の終結を担った英雄・銀川スグルとは階級を超えた戦友であり親友。
戦後も現役の艦長として従軍していたが、自分の背中を追って艦長職へと就任した息子を任務中不可解な現象によって失ってしまう。
子供を失ったショックと生来の生真面目さが合わさり、単独で息子の死の謎を突き止めるための放浪の旅に出てしまい、そのせいで妻を亡くしてしまい、残った娘の深雪に命を狙われることとなる。
央牙島にて息子の死につながる存在を探していたが、島の有力組織とつながりを持つことには成功したものの、息子の死につながる情報はあまり得られていなかった。
【フィクサ・グー】
性別:男
年齢:24歳
人種:ヘルヴァニア人
職業:黒竜王軍総帥
ゴーワンの後に黒竜王軍のトップに立った男。
生前は旧ヘルヴァニア帝国の半年戦争当時の摂政であるグロゥマ・グーの次男坊としての人生を送っていた。
現在の彼は黒竜王軍によって戦力とするために転生させられた人間であり、半年戦争の終結の際にヘルヴァニアの母星グリアスとともに消滅するという形で死んでいる。
元の肉体が跡形もなく消滅しているためルアリ界に戻っても、転生体のままで存在が可能となっている。
常に爽やかな笑顔を絶やさない好青年であるが、それは内面を隠すための仮面であり、頻繁に心のなかで滝汗を流している。
転生という形で蘇った自分の役割を求めて黒竜王軍を指揮しているが、黒竜王軍の本来の目的である侵略活動にはさほど興味はない。
ゴーワンの二の舞にならないように、タズム界で実績を上げつつも並行してルアリ界で活動を行うという体制を敷いている。
それに加え、黒竜王の実子たるグレイと親友同士であることもあり、黒竜王軍の中でも支持は高い。




