武器購入・・・・・?
フラグ建設中
ライたちは武器をそれぞれ購入した。
「いいナイフがあったねー」
「本日の購入した品はこれだけですネ」
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ナイフ2本、ブーツ(かぎ爪付)2足、兜1つ、籠手2つ、魔道具「連射ナイフ」一台。
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それぞれ星3クラスのお手頃価格のモノばかりであるが、性能もそこそこである。
一応性能を確かめるために、武器屋の地下にある練習場を借りた。ここで性能に不満があればまたうえで買えるという商売上手さが隠れて見える。
「糸を括り付けて投げ飛ばしやすいように軽いものですが、結構使い勝手は悪くないですね」
「・・・サイズにぴったりで具合がいい」
「兜をかぶってみたけどぴったりで、中にクッション仕込んで枕にもできそう」
「アーイースーカノン!!」
ツバキが構えて、正面の的に何やら冷気の塊を直撃させた。
「射線にずれがないですね・・・・なかなかいいかもしれません」
「それってなんかエネルギー砲ってやつ?」
ツバキのイメージとはこれまた変わった攻撃方法だな・・・。
まあ、僕らは全員武器の具合を確かめていた。
「ですがご主人、私だけ魔道具を購入してしまいましたがよろしいのでしょうカ?」
ワゼが気になったかのように言ってきたけど・・・
「別にいよね?予算が余ったんだし、何時もワゼは僕らの世話をしてくれているしさ」
「ええ、いいんですよ」
「・・・手伝い感謝」
「昼寝場も作ってくれますし」
「それに、メイドが武器を持つのもおかしくはないわね」
全員、反対意見はない。
普段の感謝的なものもあって、ワゼにはこういうことぐらいでしか感謝が示せないからね。
「ありがとうございマス」
ぺこりとワゼがお辞儀をしたが、その時の顔がどことなくうれしそうに見えた。
・・・・にしても、連射ナイフってどこで使うんだろうか?確か物凄い量の魔力で出来たナイフが出せる魔道具だよね?
ワゼ自身は、内部動力の魔力を利用すれば扱えるって言っていたけど、いつ扱うのだろうか。
まあ、その使用する姿を考えるのは怖いかな。
とりあえず、満足したので僕らは武器屋を出ようとした時であった。
「あれ?ライ様、その腰にある小刀は?」
「え?」
ハクロの指摘を受けて見ると、いつの間にか装備した覚えのない武器が腰の方にかかっていた。
剣と言うよりも刀と呼ばれる類の様な形で、小さいが、その鞘の装飾は黒色を基調にきれいに華の模様があしらわれている。
「こんなのを付けたのも買った覚えもないんだけどな・・・」
「はて?私も気が付きませんでしたネ」
ワゼも首を傾げていたのだが、本当にいつの間に?このメイドの目をも欺くのは初めてだが・・・・
「この小刀ってどこのやつかな?」
とりあえず、店主の方に事情を話して返さないとね。
「ふあっつ!?」
事情を話すと、店主のモンドランさんがその小刀を見て驚きの声を上げた。
「どうかしたんですか?」
「どうかしたじゃないぞ・・・それは呪いの武器だぞ!」
「「「「はあっ!?」」」」
全く触れる気はなかった呪い関係の武器が展示されていたところの品らしい。
「『紅桜』・・・妖刀の一つで、星5クラスだがハイリスク過ぎて売れなかった奴だな」
「ハイリスクって・・・・これの呪いがとんでもなくやばいやつなんですか?」
「ああ、超・危険な奴でな、購入時には誓約書を確実に書かせるものだ」
つまり、恐ろしくやばい呪いの小刀である。
「それの呪いはな・・・・『所有者の死が3日以内に確実に訪れる』というものだ」
・・・・・・・予想以上の危険さじゃん。
「だったら売らないほうが良いのでは?」
「どうしてか必ず戻ってきて、勝手に棚に並ぶからな。売らないようにしたくとも売らせてくるんだよ」
シャレにならないものだよねコレ・・・・・。
フラグ2




