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ちょっと珍しい組み合わせ

タイトル通り

ライとハクロの番が終わり、交代してアルテミスとルミナスが見張りについた。


 もう明け方近くなってはいるが、それでも見張りは必要だ。


 盗賊とかが襲ってくるのもこのタイミングである。


 なので気はまだあまり抜けなかった。



「まあ、盗賊とかの襲撃があったところで我らにとっては脅威ではないのぅ」

「逆に獲物としてみれますよね」


 盗賊とか来ても、このメンバーならば敵ではない。


 というか、来たら来たらでぼっこぼこにして身ぐるみを剥ぐ逆盗賊ができる。


 一応正当防衛も出来るし、トラウマを植え付けて二度と盗賊ができないようにも可能だ。


 


「それにしても・・・ちょっと変ね」

「ん?どうしたんじゃ?」

「いや、精霊たちが何かおかしくて・・・」


 ハーフダークエルフであるルミナスは精霊が見える。


 その精霊たちの動き方が何か変なように感じられたのだ。


「ぬぅ・・・我等には見えぬ存在というのはなんかのぅ。精霊とか見てみたいのじゃ」

「見えたら見えたでとんでもないような精霊もいるのよ。だけど・・・・この感じ、何かを警戒しているのかしら?」

(というか、面白がっているようなものも混じっているような・・・)



 精霊は基本自由気ままにあたりを漂い、居心地がいいところにはたくさんいて、悪いところではほとんど見かけない存在である。

 

 どういうわけかライの周囲にはうじゃっと精霊がいるが、それはまだなんとなく居心地がいいからという理由ならわかる。


 だが、現在周囲に見えている精霊たちの様子がどことなくおかしいように思われた。


「何かやばいモンスターでもいるんじゃろうか?」

「それだったらすぐにでもこの場からいなくなるはずよ」


 危険とかそういう物には敏感な精霊。


 そんな彼らが逃げていないが、警戒しているということは・・・・。



ドシャラガガガガァァァァアン!!


「「!?」」


 いきなり離れた場所に何か雷が落ちたかのような音がした。



 その方向を見ると煙が上がっている。ちょうどこの位置は少し丘になっているようで、その部分が隠れてしまっているような感じで良くは見えなかった。


「今のは・・・」

「雷魔法かのぅ?」


 とはいえ、ここからでは何が起きたのかはわからない。


 念のために、全員を起こしその場所に彼女たちは向かうのであった・・・・・




雷・・・・ね。

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