首都での意外な再会
こういうタイトルでばれるような物ってどうすればいいんだろうか
本日2話目です
護衛依頼を終えたので、そのまま帰ろうかとも思ったけど・・・・
「せっかくここまで来たのだし、ちょっと観光していこうか」
「「「「「賛成!!」」」」」
とはいえ、この集団は確実に目立つ。
首都に入ってきている時点で気が付いていたけど超目立つ。大事な事なので2回言いました。
まあ、出来るだけ気にしない方向で行くことにした。
「にしても、さすが首都とでもいうべきか結構品ぞろえが多いな・・・」
並ぶ商品の数の多さは辺境都市の比ではないだろう。
「首都ですからねー」
国内最大の人口密度と人口数を誇る首都である。
交通網も多く、人の行きかいも激しい都会である。
このあたりが辺境都市との違いかな?
「冒険者の人もちらほら見ますよね」
「・・・・魔法使いや戦士が多い」
みると、人が多い分冒険者たちも多いようで。
「主殿と同じ魔物使い、もしくはルミナス殿と同じ精霊魔法使いは少ないようじゃのぅ」
魔物使いの人も見ることは見るのだが、ソロでやる人よりもグループを組んでやっている人が多いようである。
「そもそも、ここまで従魔が多いのも異常でありますがな・・・・」
ぽつりとミアンがつぶやいたけど・・・・そういうもんかな。
「しかし、つい最近まで戦争があって今は休戦中だけど人が本当に多いな」
こういうところだとスリとかひったくりとかも多そうだし・・・・。
「でも、こういう雰囲気ってにぎやかでいいですよね」
それは言え、
「イイデスヨネー」
「ん?」
今何か聞き覚えのある声がした。
その声を聞いた途端、ハクロとヤタの動きが止まる。
「・・・・まさか」
「いやいや、いくら何でもそういうことはないはずですよね・・・・・」
「デスヨネー」
言葉の最後の方を繰り返すかのようなこの声は・・・・・・
恐る恐る振り返るとそこにいたのは一羽のでっかい鳥。
「ヤマチャンダー!ヤマチャンダー!」
「「ひぃっつ!?」」
その瞬間、素早くハクロとヤタが僕の後ろに隠れる。
「はやっ!?」
「え?ただのインコの様よね?」
その行動に、アルテミス、ルミナスは疑問の声を上げる。
「いや、このインコが今名乗っていたのって・・・・・」
「お?なんだ久し振りだなうちの生徒よ」
その声がした方向にいたのは、冒険者用学校時代にお世話になったバッバンノ先生であった・・・・・。
お久しぶりのバッバンノ先生。
「ヤマチャンダー!」
「「ひぃぃぃぃぃい!!」」
・・・ハクロとヤタ、トラウマあるようです。




