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野獣ガイン〜常勝無敗の色男〜  作者: jetts


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11/11

常勝無敗11

 目の前の大柄で額に立派な角を二本持つ褐色の美女シュリストラが優雅にナイフとフォークを使い肉を切り分けて口に運ぶ。


 俺達は海辺の町ウィステリス、法術国家『リツァーバー』の最北に位置する街にあるリーベエーゼンというレストランでディナーを楽しんでいる。


 肉にナイフを入れると紅い肉汁が上品な色のソースに混じり合う。


 肉を噛みしめると、程良い弾力の後にソースと肉が絶妙に混じり合った味が口の中に広がる。


 以前食べた時と同じく何とも言えない、身体の活力が湧いてくる高揚感溢れる味わい。シュリストラも優雅ではあるが、一時も止まらず夢中になって食していることがわかる。


 食後のデザートとワインを楽しんでいると、はち切れんばかりの胸をコックスーツで閉じ込めた美女が俺達のテーブルにやってくる。


 「ガイン、来てくれたのは嬉しいのだけど。こんな美女と一緒なんて嫉妬してしまうじゃない」


 この店のオーナーシェフ『リューネイス』この街で起こったある事件がきっかけで親密にさせてもらっている女性だ。


 「おぉ、今回は君にもらったアレのお礼をシュリストラがどうしてもしたいと言ってな」


 俺が目配せすると、シュリストラが立ち上がりリューネイスの手を握り感謝を述べる。


 「貴方のおかげで私は助かった、ありがとう。そして、申し訳ないがガインにまたあの切り札を作っていただきたい。貴重な物だと聞いたが絶対に対価は払う」


 シュリストラの言葉にリューネイスは微笑みポケットから小瓶を二つ取り出す。


 「ふふっ、何故かそんな気がしてたの。シュリストラさんが詳しいことを聞いているかわからないけれど、これが役に立ってよかったわ。お近づきの印に貴方に一瓶、ガインにも差し上げるわね」


 リューネイスは微笑み俺たちに小瓶を押し付けてくる。俺もシュリストラも受け取ると入り口が開き仮面を付け体のラインを出しまくり背中はお尻のギリギリまでパックリ見せ、胸元も限界まで開いたドレスを着た美女が飛び込んでくる。


 「ガイン、来てるなら言ってよ。あなたに張り付かせた斥候から連絡受けて、速攻職務終わらせてきたんだから」


 斥候なんて俺についてたのかよ、気づかなかったよ。どんだけ手練れを雇ってんだよミヒャエラ。


 完全な痴女全開のミヒャエラ…………こいつこの国の筆頭法術士なんだよな、行動力がおかしいレベルだけどな。


 「うふっ、話は聞いてますよ。M様、こちらにいらしていただいて光栄です。どうぞお座りください。今、ワイングラスをお持ちします」


 リューネイスが手を挙げウェイターを呼び、椅子を引きミヒャエラを椅子に座らせる。


 「ご歓談用のオードブルを追加しますね。ガイン、しばらく皆様で過ごしてて」


 そう言って奥に戻るリューネイス。まぁなんだ、ミヒャエラも交え二人に説明をする。二人とも受け入れとても仲良く談笑を始めている。


 ん~~二人がいいならいいんだが、普通だとこれは修羅場だよな。と考えていると、フォーマルなドレスを着たリューネイスがごく自然にテーブルにつき雑談に混ざる。


 え~と、これは俺はどうするのが正解なんだ。うん、多分これでいい気がする。


 「今晩、どうだい?」


 俺の問いに異口同音が返ってくる。


 「もちろん」


 リーベエイゼンの閉店後、リューネイスが何故か用意してあったキングサイズのベットがある部屋に皆で集まったのは言うまでもない。


 こんなこともあるんだな。新しい体験に驚きが隠せなかったぜ。


 朝の破廉恥な姿なのに三人の満足そうな顔は忘れられないな。

 


 


 


 

 


 

 


 



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