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犬猿アイドル百合営業中  作者: 三色ライト
3章 ICL編

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93話 ICL概要①

「わ、私たちが……」

「アイドルの頂点を決める祭典に……?」


 ICL、アイドルチャンピオンリーグに出場できることが明かされた私たちはただただ驚いて口を半開きにすることしかできなかった。


「いい? あなた達は今話題のアイドル! SNSでの知名度は鰻登り! そこに古参ファンと百合営業で集めたファン、そしてなぜか愛知にファンができて大量に支持されたんだから!」


 たしかに今話題なのはわかっている。でもだからって呼ばれるか?


「も、もしかしてICLにはいっぱいアイドルが出られるとか? 100ユニットくらい……」


 それなら理解できる。上位100ユニットには入っていてもおかしくないからな。


「全然違うわ。選ばれし28ユニットと、抽選ですべてのアイドルにチャンスを与える4ユニットの合計32ユニットのみよ」

「ならもうすでに私たちは上位28ユニットに入っているとの判断をされたんだね?」


 す、すげぇ……じゃあもう中堅アイドルじゃなくて上位アイドルじゃん! 上の下くらいだろうけど!

 あぁ、コツコツと頑張ってきたここ最近の記憶が蘇ってくる。涙を飲んで百合営業して、疎まれながらも愛知県で頑張って。ようやく掴んだんだな、トップアイドルへの挑戦権を!


「そろそろ基本的なルールを伝えていいかしら?」

「おう! 頼むよマネージャー!」


 そう思うとテンションが上がらずにはいられない。爆上げもいいところだ。

 でもまずは落ち着いてルールを聞こう。ルールを知らないことには攻略も何もないからな。


「まずあなた達はポット3に振り分けられました。これは実力順にポット分けがされていて、アップるや12星座シスターズは当然のようにポット1に分けられているわ」


 ふむ? ……まぁなんとなくわかる。要するに実力があればポットってやつが上がるんだよな? それにどんな意味があるのかはわからないけど。


「そして32のアイドルはそれぞれ8のグループに分かれるの。1グループに4つのアイドルがあって、そこで1次リーグを戦うわ。決勝に行けるのはグループの1位のみ」


 1位のみか……ちょっとキツくね? まぁくじ運でポット3と4のやつらだけ引けばワンチャンあるかもしれないけど。


「ここで大事なのがポットよ。それぞれのグループにはポット1〜4のアイドルが1つずつ配置される。つまり絶対にどのグループにもポット1、2、3、4がいるわけ」

「はぁ!? じゃあ決勝ラウンドに行くためにはポット1と……最悪の場合アップるに勝たなきゃいけないってことかよ!」


 そうよ、と肯定するようにマネージャーは頷いた。おいおいマジかよ……頭痛くなってきた。

 ICLに出られるのは嬉しい。でもボコボコにされる気がして、なんだか怖くなってきた……。

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