表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
犬猿アイドル百合営業中  作者: 三色ライト
2章 1周年記念ライブ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/143

49話 一緒にご飯

「んがっー! 疲れた……」


 小会議室で何時間も話し合い、頭がパンクしそうになる。話し合いも一区切りついたから今日は解散ということになった。


「お疲れ様。明日香はこれからどうする?」

「ん? ん〜……」


 時刻は18:00。今からまっすぐ帰れば19時には家に着く。そんでスーパーに寄って、料理すれば19:30くらいか……。


「いや、面倒くさい! どっかテキトーなところで食べて帰る」

「そうかい。なら私も同行しようかな」

「へ?」


 ど、同行!? つまり薫も来るってこと!? いや別に構わないけど……珍しいな。


「どこへ行く? 行きつけの居酒屋でもあるのかい?」

「いや未成年だし……」


 冗談だよ、と笑う薫。なんだ? 飲みたいのか? 未成年アイドルの飲酒や喫煙は週刊誌に載るスキャンダルだぞ?


「んじゃまぁ……あそこでいいか」


 というわけで薫を連れて、行きつけの店に行くことにした。勝手に行きつけということになっているけど、お店からしたら何でもないかもしれない。今までサインを求められたこともないしな。


 私の家から徒歩10分の串カツ屋さんに到着した。ちなみに一応百合営業中ということなので手を繋いで電車にも乗った。はっきり言って、意識してからの方が恥ずかしい。


「どもっす」

「いらっしゃいませ〜」


 ここの串カツ屋さんはおじさんに大人気……というわけではなく、むしろターゲットを女性客に絞っている気がする。

 店内のインテリアは南国風で、とてもサラリーマンが仕事帰りに通う串カツ屋とは思えないしな。そしてデザートの種類が豊富なこと豊富なこと。むしろ串カツの種類より多いかもしれない。


「おしゃれなお店じゃないか。やるね、明日香」

「そ、そうか? へへ」


 別に私そのものを褒められたわけではないけど、なぜか自分が褒められたように錯覚する。


「あ、あの。ご注文は……」


 目を前髪で隠した灰色の髪の毛の女の子から注文を聞かれる。詳しいわけではないけど、マスターや女将さんと話している雰囲気的に娘さんってところかな。歳はたぶん私たちと変わらないくらいだと思う。


「えっと……じゃあ海老×3とアスパラベーコン×2、豚ヒレ×3とうずら×2お願いします」

「は、はい!」


 注文を聞き終えたらいそいそと厨房の方へと駆け出してしまった。あの子、なーんか気になるんだよなぁ。


「どうしたんだい明日香、なんかぼーっとして」

「あ、いや。なんでもない」


 まぁ私の勘なんて2週間先の天気予報並みに当たらないからな。特に気にしないで大丈夫だろ、きっと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ