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犬猿アイドル百合営業中  作者: 三色ライト
2章 1周年記念ライブ編

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48話 新曲作り

「新曲って……あの新曲か!?」

「どの新曲があるのかは知らないけど、新曲は新曲よ。1周年記念ライブで新曲発表なんて、王道でしょ?」


 確かにそうだ。私だって新曲を作るんじゃないかとワクワクしていたし。だからといって、それがいざ目の前に来るとなると驚くというか、何というか。


「もう作曲はしてあるわ。あとはここにあなた達のファンに向けた歌詞を作ってもらいたいの」

「なるほど……私たちは作詞担当ということだね。ただ私も明日香も素人。大丈夫かい?」

「平気よ平気。こういうのは案外ぱぱっと思いつくものだから」


 本当だろうか。1ヶ月でどうこうなるものなのかな……不安になってきた。


「とりあえず完成しているという曲を聴かせてもらおうか。そうしないと始まらないからね」

「えぇ。じゃあ流すわよ」


 マネージャーがスマホをHDMIケーブルでスピーカーに繋げた。さぁ……どんな曲なのか……。


『♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪』


 私たちの曲には大きく分けて2パターンがある。

 薫を意識した、カッコいいロック調の曲。

 私を意識した、ポップで明るい曲。幸せのメロディはどちらかと言えば後者だな。


 今回の歌も私寄りなポップなメロディだ。1周年記念の曲というだけあって、聴く人を元気づけるような曲を意識したんだろうな。


 一通り聴き終えて、薫がゆっくりと悩み始めた。私も置いて行かれないよう、じっくりと歌詞を思案する。


「思いついたタイトルとしては、『フェリスフロー』。幸せの花という意味だけど、どうだい?」

「花か……確かにそういうイメージがあるかも」


 直感でしかないけど、今回の歌に花というイメージはぴったりな気がした。


「サビから入るタイプの歌だし、いきなり考えようか」

「えっと……『愛を知った その花は いつか夢を綿に乗せ 遠く 遠い 空へ 舞い上がっていく』……みたいな」

「ふむ……かなりいいと思うよ。やはり歌関係は明日香に任せると強いね」

「へ、へへ……そうか〜?」

「顔、ニヤけているよ」

「う、うっせ!」


 あ、つい強い言葉で返しちゃった。まだ小さい喧嘩をしていた頃の癖は抜けないな……。


「特に愛知県でライブをする中で『愛を知った』というワードを入れるセンスは素晴らしいね。私も見習わないと」


 ここまで手放しで薫が褒めてくるのも珍しい。だからどんな顔をすればいいのかわからず、結果的にニヤケ顔になってしまう。


「さて、この先も考えていこうか」


 それから私たちは数時間、新曲の歌詞を考えていくのだった。

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