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323 珍ピンチ


「来るぞー。気を付けろー」



 そんな気の抜けた声が戦場に響く。


 目の前の魔物に必死になっていた皆は、そのセカンドの声で初めて、間もなく16時となることを知った。



 ……どくんと、心臓が大きく跳ねる。


 何か途轍もなく嫌なものの前触れを感じ取ったのだ。


 当然、警戒はしてきた。そう・・ならないよう、訓練も。


 しかし、いざ目の前にすると……意識してしまう。今、まさに、自分は“死”と隣り合わせなのだと。




「――来た」



 誰かが呟いた。


 16時。最後の一時間、長い長い一時間の幕開けである。


 出現したのは――剣術師の亡霊、弓術師の亡霊、盾術師の亡霊。そして、錆色の巨人が一体。



「!!」



 ヤバイ。


 誰もが直感した。あの巨人はヤバイ・・・と。


 早くも亡霊の軍勢は、巨人の進む道を切り開くかのように、隊列を組んで怒涛の勢いで攻め入ってくる。


 これまでの敵と比べてAGIが異様に高い。恐らくは、火力も比べ物にならないほど高いのだろうと簡単に予想できる。


 事実、16時までの全ての魔物は、皆にとって安全に倒せる範疇であった。皆はそれを、スタンピードのために訓練してきたこの二か月間の成果だと、そう思っていた。そして心の何処かで、万全の準備ができたと、対策は十分だったと、そんな風に考え、自身の大いなる成長を誇らしげに思っていたのだ。


 しかし……途端、絶望にも似た後悔が皆を襲った。


 もっと命がけで準備しておけばよかったと。もっと不眠不休で頑張ればよかったと。露天風呂に入ってからラウンジでのんびりと寛いでいる暇などあったのだろうか、と。


 魔物の軍勢は今にも恐ろしい勢いで迫ってきている。もう、立ち向かうよりない。


 だが、尽くの足は竦んでいた。何から手を付けていいかもわからない。



「まかセロリ」



 誰よりも前に出ていたセカンドが、完全にビビってしまっている皆に背を向けて、鷹揚に口を開いた。


 純白の羽織が風にはためき、金色の世界一位の刺繍が西日に煌めいて、皆の目にこれでもかと言わんばかりに焼き付けられる。


 セカンドが準備したスキルは、単なる《龍馬槍術》。強力な衝撃波を撃ち出す遠距離攻撃のスキルだった。


 準備完了と同時に放たれる。瞬間、ズシンと地面が揺れ、セカンドを中心に爆風が吹き荒れると、衝撃波は亡霊の軍勢をばたばたと薙ぎ倒していった。


 だが……錆色の巨人は倒れない。


 セカンドは《飛車槍術》で巨人まで突進すると、直前でカタパルト、すぐさま《金将槍術》でカウンターの態勢に入る。


 巨人の攻撃は、大ぶりのパンチだった。空を切り裂くような轟音とともに繰り出される右拳が、セカンドへと達したところで、《金将槍術》のカウンター効果が発動する。


 クリティカルヒットの眩い明滅。巨人が大きくノックバックをしたところへ、セカンドは間髪を容れずに《桂馬槍術》で追撃した。



「おっけ」


 何故、桂馬なのか。もっと強力なスキルがいくつもあるというのに。



「……? ――っ!!」


 皆が疑問に思ったが、答えはすぐに判明する。



 セカンドの《桂馬槍術》でダウンした巨人が、どうしてか、ダウン状態から起き上がってこない・・・・・・・・・のだ。


 “ガチ瀕”――これが、セカンドの狙いだった。


 この錆色の巨人は、テーブルHの16時におけるボスキャラクター。通常の魔物より強力な代わりに、同時に2体以上湧かないという特徴がある。


 ゆえに、上手くダメージ調整をして、ダウンから復帰できない“ガチ瀕”状態にさせておけば、一時的に封じることができるのだ。



「4分間は触れずに置いといてくれ」



 セカンドが皆に指示を出す。


 そう、このガチ瀕封印戦法に、メヴィオン側も対策を講じていた。


 4分経過で、この巨人は自動的に死亡してしまう。そして、また新たな錆色の巨人が湧いてくるのだ。



「うむ。よくわからんが、とにかく今がチャンスということだな!」


 シルビアが意気揚々と駆け出す。


 当然、油断はない。《変身》が解けると同時に《精霊召喚》を行う。



「手加減無用!」


 自身へと活を入れるように口にすると、シルビアは《龍馬弓術》《風属性・肆ノ型》《火属性・参ノ型》相乗を放った。


 馬弓の拡散する範囲貫通に風肆でさらに範囲を広げながら火参で辺り一面火の海にするという、クラスター爆弾のような極悪非道の相乗魔弓術である。


 敵軍勢の前線に、夥しい数の青い火の玉が降り注ぐ。それは着弾と同時に暴風で拡散し、山火事のようにして魔物たちに広がっていくと、見る見るうちに焼き尽くしていった。



「……!」


 ちらほらと、生き残りがいる。


 憑依のバフがある状態で、馬弓に魔乗せして、確殺できない――それは、シルビアにとって非常に悪い知らせだった。


 範囲に振り過ぎている。よって、範囲を狭めて火力に振らなければ確殺は難しい。すなわち、殲滅力が一気に下がるということ。


 本当にそれでいいのだろうか? シルビアは不安に思う。しかし、そうでもしなければ……。



「シルビア、範囲に振り切れッ! 削れたところを私たちが落としていく!」


「!」



 戦術に迷いが生じていた中、それを見抜いたノヴァが提案する。


 シルビアはハッとして、それからノヴァに「頼む!」と一言返して、土壇場で戦術を変更した。


 この一言で、特に言葉は交わさずとも、皆の方針が固まった。



「いや、え、見ましたかあのガチ瀕の調整、龍槍で手前一掃しながら接近して金槍クリでノックバック取ってそのたった2発で巨人の大体のHP把握して巨人がノックバック中の僅かな間に一瞬で計算して残りHPが4%未満になるようなスキルを選択して準備して発動まで間に合わせたんですよ、それがあの桂槍ですからねホント凄くないですか?」


「メチャメチャ早口だなお前ぇー……」



 前線へと駆ける最中、レイヴが興奮気味にプリンスへと語る。


 プリンスは呆れながら渋い顔をして返した。



「なるほど、あの何気ない桂槍にも実はそういった意味合いが……!」


「クラウス様、貴方も大概嫌になります」


「……す、すまない」



 一方、レイヴの分析をしっかり聞いていたクラウスは、熱の入った感心の声を漏らす。


 その横で、キュベロがジトリとした目で呟いた。



「まぁ、でも、なんだ? ご主人様が褒められてたら嫌な気はしねーよな?」


 ピリッとした空気を嫌がったエルが、そんなフォローを入れる。



「私の生き甲斐です」


「それはそれでキメェよ!」



 真顔で即答するキュベロに、エルはツッコミを入れた。しかし、よくよく考えてみれば自分も似たようなキモイ感情を持っていることに気付き、じわりと赤面する。



「駄弁っている場合か貴様ら! セカンドがずっとここにいるとは限らんのだぞッ!」


「!」



 セカンドが魅せた背中によって与えられた絶大な安心感にやられていた皆は、ノヴァのこの一喝で途端に我に返る。


 そう、この状況、セカンドがいるから今のところなんとかなっているが、他の地点は……。



「失礼。可能な限り殲滅し、来る時に備えましょう」


 キュベロが手袋を填め直し、《龍馬体術》を準備する。


 魔物までここから突進し、正面から前線にぶつかっていこうとしていた。



「――っ! 待って!」



 視界の端できらりと何かが輝いたのを感じたレイヴが、声をあげる。


 次の瞬間――。



「ぐ!?」

「うぉ!?」



 ――矢が飛来する。


 2本の矢は、それぞれクラウスとプリンスの体に突き刺さり、2人のダウン・・・を奪った。



「  」



 そして、誰もが目を疑う。


 2人のHPが、5分の1も削れていることに。



「変身ッ!!」



 即座に《変身》スキルを行使するノヴァ。


 エルとキュベロは、ダウンした2人を引きずってその陰に隠れた。



「……全快です」



 ノヴァの変身とほぼ同時に《回復魔術・中》を詠唱していたレイヴが、2人のHPを回復させる。


 ……立て直せた。途端、皆は忘れていた呼吸を再開する。



「3発受けたら終わりだと思え! 固まっていたら的になる! 散るぞ!」


「了解!」



 まだ、何処かで慢心していた。15時から16時で、それほどまでに魔物の強さが跳ね上がるとは思えなかったのだ。


 前線のそのまた向こう、敵陣のど真ん中では、セカンドがこれまでの魔物たちと同じようにして凄まじい速度で殲滅している。


 怖くないのか?


 ふと、誰かが思った。


 いいや、怖いはずだ。でなければおかしい。


 いくらセカンドのステータスであっても、あの矢を3発食らってはタダでは済まない。クリティカルヒットする可能性もある。


 矢でこの威力なのだ、剣や盾は、一体どれほど厄介なのか。


 あの錆色の巨人の攻撃など、一撃死もあり得るほどの威力だろう。


 それでも、魔物の軍勢に全周を囲まれた状態で立ち回るなど……正直言って、正気の沙汰とは思えなかった。



「よくもやってくれたなぁー……? 魔物風情がよぉーッ!?」



 プリンスは額に青筋を立てて怒り、立ち上がる。


 ちょっと油断して無様を晒してしまったが、僕の実力はこんなもんじゃない、見とけよ――と、全身から出る怒りのオーラがそう語っていた。


 彼は見栄えを最も気にする男。リンリン先生のもとで地獄の特訓をしてきたというのに、やられっ放しでいられるわけがない。



「糞糞糞ゴミどもがぁーッッ!!」



 咆哮、そして駆け出す。


 《飛車盾術》での突進、カタパルト、そして空中準備から《龍馬糸操術》の発動。


 何体もの魔物を拘束し、うち一体の剣術師の亡霊に《桂馬糸操術》を行使する。



「オラオラァ!!」


 自身は駆けて移動しながら矢を躱し、桂糸で操る剣の亡霊で拘束した魔物たちを薙ぎ倒していく。


 まだ若干不慣れではあるが、高等技術であるデュアルオペレーションが成立していた。



「援護します」


 そこから少し離れて、レイヴが《角行弓術》《火属性・参ノ型》複合を放つ。


 貫通効果のある矢が密集した地点を貫いていくと、シルビアやプリンスの攻撃で既に削れていた魔物がばたばたと息絶えた。



「クラウス様、エル、三人で」

「承知した」

「了解っと」


 一方、キュベロとクラウスとエルは、三人でフォローし合いながら動く。


 スキルは盾術を中心に、安全マージンを取りながらも火力は出していく陣形だ。



「クハッ! 波に乗るのが遅いぞ貴様ら!」


 ノヴァは一人で敵前線を立ち回っていた。


 変身のバフもあり、ただの体術だけで途轍もない火力が出ている。


 ノヴァの尖ったステータスは、下手に他のスキルを使うよりも単に体術を使う方が火力を出しやすい。移動手段やコンボの繋ぎに他のスキルを組み込むことはあるが、攻撃はもっぱら体術である。純体術師と言っても過言ではないような戦い方であった。



「いいぞ皆、だんだん調子が出てきたな」


 そのような中、シルビアは全体を見渡しながら魔弓術による後方支援を中心に立ち回っていた。


 シルビアには《烈火転身》の転移がある。誰かがピンチに陥った際、瞬時に駆け付けられるように備えているのだ。



「このまま耐えてくれればいいが……」



 祈るような呟き。


 この戦況は、セカンドあってのもの。


 セカンドがヘルプで離脱した時、一体どうなるのか、考えるだけで恐ろしかった。


 そこで、シルビアはふと気付く。


 今、セカンドのいない他の地点は、果たして大丈夫なのだろうか……?




  ◇ ◇ ◇




「引け引け引け引け!」



 血相を変えて連呼するリンリン。



「オレが引けと言ったらすぐ引け! 引くこと覚えろ愚図!」



 あまりの事態だったからか、いつもより口が悪くなっている。


 そんな彼の様子に、普段ならば文句の一つや二つ出てくるはずの皆からは、全く声が上がらない。

 眼前に現れた魔物の軍勢に臆していたからだ。



「レンコ、イヴ、右押さえろ。グロリア、左押さえろ。カレン、グロリアの援護。ヴォーグ、エコ、中央突破。ムラッティ、押されてるところに加勢。はい、GO!」



 リンリンはすぐさま指示を出すと、パンと手を叩き間髪を容れずに駆け出した。


 飛盾の突進からカタパルト、射程距離に捉えた瞬間、空中で《歩兵弓術》を4発だけ錆色の巨人に向けて撃つと、ちらりと右上を見て一瞬の読みを入れ、着地と同時に《飛車弓術》《風属性・参ノ型》《風属性・参ノ型》相乗を準備、発動する。



「!!」


 錆色の巨人は、リンリンの攻撃でダウンすると、そのまま起き上がることはなかった。


 ガチ瀕の調整を遠距離攻撃のみで行ったのだ。


 それから即座に蜘蛛糸に持ち替えて、亡霊の軍勢を相手に立ち回る。


 拘束し、纏め、倒す。そんな基本の動きをそつなくこなし、そして――。



「むほほほ! ぱねぇっすなぁありゃぁ……」



 ムラッティが思わず声を漏らした。


 リンリンはデュアルオペレーションで剣の亡霊を操りながら、自身を移動させて矢を躱す。


 それだけならば今までと変わらない。様子が変わったのは、その直後だった。


 もう1体の剣の亡霊が、リンリンによって操作され始めたのである。


 トリプルオペレーションだ。リンリンは2体の魔物を動かしながら、疾駆している。


 そして15秒後……クアッドオペレーションへと突入した。


 3体の魔物を動かして魔物と戦わせ、自身は矢を躱し続ける。


 クアッドになってから動きは若干鈍くなったが、それでも十分に実用範囲内だ。


 世界でもこれができるのはリンリンただ一人と言われている。彼の代名詞的技術であった。



「負けてられないわね」



 ヴォーグが勇ましく戦場へと駆け出す。


 彼女はあれがどれほどの技術なのかを知らない。しかし、ここで張り合うようにして前に出なければ、このスタンピードにおける最後の一時間は凌ぎ切れないと気付いたのだ。



「いくぜー! とつげきゃーっ!」


 テンションアゲアゲのエコは《変身》のバフをかけたまま《飛車盾術》の突進で中央へと突っ込んでいく。



「!!」



 突進で魔物を跳ね飛ばすエコ。皆が目を見張るような火力が出ていた。


 やはり、穴熊装備と盾術の相性は凄まじい。ムラッティの持つワンドといい、皆は装備の重要性を再認識せざるを得ない。




「は!? 待ちなよ、硬いって!」


 一方、盾術師の亡霊に殴り掛かったレンコは、そのVITの高さに驚愕した。



「……っ……!」


 すぐさま《金将糸操術》の拘束でフォローを入れるイヴ。


 直後、《角行糸操術》を複合させ、貫通攻撃で拘束した盾の亡霊を絶命させた。


 金糸には角糸か香糸を複合することができるが、糸操術ではこのように金糸発動後の拘束中にも遅れて複合が可能となっている。入力猶予は拘束完了から0.8秒後までと比較的長めに取ってあるが、猶予時間ギリギリを狙う所謂「ディレイ貫通複合」は、タイミングを掴むまで少しコツが必要な技術だ。



「変身!」



 たまらず、レンコは《変身》を使う。


 バフなしでは戦いにならないと悟ったのだ。


 その間、イヴは無敵中のレンコを上手く利用して盾にしながら周囲の魔物を殲滅していく。



「……ぁ!?」


 小さな悲鳴が響いた。


 僅かにHPを残し仕留め損ねた弓術師の亡霊が、レンコの遮蔽をぐるりと躱して射線を通し、イヴを狙い始めたのだ。


 非近接系の魔物であっても、それなりのHPがある。これが16時台の怖いところと言えた。


 イヴはスキル使用後硬直中。弓術師の亡霊は、今にも矢を射ろうとしている。


 硬直が解けるのが先か、矢が射られるのが先か。


 レンコは変身中、行動制限解除まであと2秒はかかる。


 ……間に合わない。


 イヴは穴熊装備をしているとはいえ、もとよりVITがそれほど高くないため、クリティカルヒットしてしまえば致命的な一撃を食らってしまう可能性もある。


 駄目だ、どうしようもない。


 イヴは来るであろう衝撃に備え、歯を食いしばった。




「――ちょっと、早々に油断しないでくれる?」



 次の瞬間、弓術師の亡霊の目の前に大きな炎の柱が立ち、ヴォーグが現れる。《烈火転身》の転移であった。


 そして、不思議なことが起こる。


 ヴォーグが手をかざした瞬間、弓術師の亡霊は弓を構えるのを止め、次いで、魔物の軍勢へと向けて弓を構え始めたのだ。



「な、なんだい? ありゃあ」


「ぇぇ……?」



 レンコとイヴが、首を傾げる。


 これこそが、ヴォーグの“秘策”であった。


 そう、彼女は、もとより《テイム》を高段まで上げていた。すなわち、テイム可能な魔物の数が多く、テイム確率も高い。


 そして重要な点として、テイムは準備も発動も全く時間がかからないスキル。


 ヴォーグは、たった今、セカンドから教わった作戦を実行したのである。


 HPが8割以上削れた魔物がいれば、とりあえず何がなんでも《テイム》を一回挟むのだ。


 テイムできれば無力化できる上に手駒が一つ増える。テイムできなくとも時間的ロスは少ないので戦闘に大きな影響はない。


 このためにヴォーグは、テイムしていた魔物を全て逃がし、テイム可能な3枠をあえて空けていたのだ。



「貴女たち、そんなものではないでしょう? 早く本気出しなさいな」



 ヴォーグはひらりと漆黒の羽織を翻し、エレガントなワインレッドの長髪を風に靡かせて、優雅に戦闘へと戻っていった。


 二人が感謝の言葉を伝える間もなく、さらりと助け、さらりと去っていく。


 優雅。そして、流石。


 二人はそんな感想を胸に抱き、もう二度と助けられるまいと気を引き締める。



「あたいらも行くよ!」


「……っ!」



 敵の硬さも火力もわかった。あとは、効率を考えて立ち回るのみ。


 ベストを尽くして、耐え続けるのみ。



 地獄の一時間が始まった――。



お読みいただき、ありがとうございます。


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[良い点] 面白い。 [気になる点] 更新頻度が明らかに落ちてる。 [一言] 自分もそうだけどはやく続きが読みたい人沢山いると思うから頑張れ
[良い点] おもしろかった!!!
[一言] お忙しいとは思いますが348話楽しみにしています
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