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しるし3(詩集)

Blinking

作者: さゆみ

点滅していた風の糸

縫い込んでゆく夜更け

散らばっていた骨の音

差し込んでくるサイケ

巻いてゆく虫のあしあと

ひとつ残らず繊維になる


流れゆく自由には

花の色が溶けている

カラフル ジョイフル トライフル

色素がない夢を獏が食べている


耳は澄まさない

海馬に乗らない

うたをつままない

尾を振りかざさない

おはようもおやすみもいらなくて

瞼を押し上げて未来を感じて

知らないうちに閉じてしまって

いつか明けたら

まぶしくて死んでしまう


耳を尖らせて

海馬を剥き出し

うたをすべらせ

尾を連打しまくり

おはようとさよならをつないで

瞼を押し上げて未来を信じて

知らないうちに閉じてしまって

いつか明けたら

やっぱり

まぶしくて死んでしまう







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