俺の街潜入!
「魔族の街かぁ……楽しみだな」
「ワァウワァウッ!」
うん楽しみッ!
確か真っ直ぐ行けば着くんだよな?あの魔族の言うとおり真っ直ぐ来たが、まだ街は見えてこない
「大分歩いたけど全然着かないな……ニセ情報をつかまされたか?」
いや、そんな素振りはなかったと思うんだが……
「まぁ、元から道に迷ってたんだし、このまま真っ直ぐ行くか」
「ワァウッ!」
了解ッ!
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あれから1時間18分26秒43…………って細かいわッ!普通に1時間でいいだろッ!……
と、このようなクソつまらない脳内ボケつっこみをするほど、何もない1時間18分26秒43……って細かいわ(棒)普通に……はぁ、何をやってるんだ俺は……いくら何もないからってこんなクソつまらないボケつっこみを読者さんに見せるなんて……すみません読者さんッ!いえ、読者様ッ!…………これもつまらないな……
「ホントに俺は何をやってるんだろう……」
「ワァウ……ガウッ!」
セイヤどうした……街だッ!
「え?町田?誰それ?……って街じゃんッ!気付いてたんなら早く言ってくれよ影狼!」
「ワァウガウッ!」
さっき言ってたよッ!
あれれぇ、そんなこと言ってたっけ?あ、もしかして町田って街だの聞き間違いだったの?
「ごめんごめん。後で撫でてやるから許してくれ」
「ワァウッ!?……ガァウ」
ホントッ!?……なら許してあげる
「そうかぁよかったよ(棒)」
ふッ!チョロいな……さすが俺の影だ、俺に似てチョロい……自分で言っててむなしくなってきた……
まぁ、そんな事より街だッ!早く行こう!
「よしっ!これでやっと街に入れるッ!」
「おい!ちょっと待てッ!」
門をくぐろうとしたら鎧を着た魔族に呼び止められた
「何ですかって門番か」
「そうだ、俺は門番だ。この門を通りたければ入場料を払ってもらう」
「あぁ、なるほど、いくらですか?」
「銀貨5枚だ」
「分かりました。じゃあこれで……あ」
こっちの大陸だとこの金使えないじゃないか?
「ん?この銀貨は人間達が使っているものだな……お前人間かッ!?」
やっぱり……出さなきゃ良かったよ…………
「いえ、違います。俺は人間達のスパイを長年やっていたのでつい出しちゃったんです」
「ふむ、スパイを……まぁ、何でもいい、とりあえず金を払わなければここは通せん。出直してこい!」
「はぁ、分かりました」
森の中へ戻っていく
門番の視界から消えた辺りで
「……【影潜り】」
これでわからないだろう
(さて、堂々と門番の横を素通りしますかッ!)
案の定バレる事もなく、街に入る事ができた
そこから路地裏へ行き、影潜りを解除した
「へぇ……ここが魔族の街かぁ……人間の街とあんまり変わりがないな」
さて、早い事エルザさん達の行った街の情報を集めないとな
総合評価よろしくお願いします!!




