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無属性の天下統一  作者:
魔族大陸突入偏
82/130

俺のアルゴス退治

 今の時点でアルゴスを倒す方法はブレスくらいしか思い付かない。

 近接戦闘も勝てる気がしない……どうしよう?


「ウオオオオオッ!」


 ブンッ!


 ん?あ、ヤバい!当たる……これ、死んだかも……


「ガウッ!」

 セイヤ危ないッ!

「うわッ!」


 俺の影から影狼が出てきて、俺に体当たりしてアルゴスの攻撃を避けさせる


「ワァウ?」

 大丈夫?

「ああ、大丈夫だ。影狼ありがとう」


 影狼がいなかったり今頃俺は……


「本当にありがとうな影狼……っと!こんな話してるとまた襲われるから一旦影に潜るぞ影狼……【影潜り】」

「ワァウッ!ガウ」

 了解ッ!【影化】


 影の中なら安全だな……


「アイツをどうやって倒そうか……何かいい案はないか影狼?」

「ワァウワァウガウッ!」

 私が足止めをするからセイヤは特大のブレスをぶちこんでッ!

「足止め……特大ブレス……影狼が足止めするんだよな?」

「ガウッ!」

 そうだよッ!

「う~ん……」


 影狼一人で大丈夫か?いや、一匹か。あの巨人のアルゴスに影狼一匹で足止め……やっぱりダメなんじゃ


「やっぱりやめた方がいいんじゃないか?」

「ワァウ!ガァウ」

 心配しなくても大丈夫!私一人で足止めできるから


 影狼にここまで言われれば信じるしかないか……でも、まだ問題が残ってるんだよな


「なぁ影狼、俺のリボルバーじゃさっきまで射っていたブレスで限界なんだけど……」

「ガァウガウッ!ワァウ」

 じゃあ大きくしてよッ!その時間も足止めでかせぐから


 影狼、お前…立派になったな……無ければ作る。俺にはなかった発想だな…


「よし、分かった!その方法でいこう。頼りにしてるぞ影狼」


 なでなで


「キャウキャウ♪」

 やっぱりセイヤのなでなでは格別だよぉ♪

「ん?俺の『は』格別?」


 なでなで


「クゥン♪ワァウワァウ」

 うん♪ミーネ達になでなでしてもらった事があったから

「あぁ、なるほど」


 ミーネ達か……別れてそんなに経ってないのにもう随分昔に思えるな……アイツらにまた会うために勝たないとな


「それじゃあいくか、影狼」

「ワァウッ!」

 うんッ!

「……狩りの時間だ」

.

.

.

 (足止めは頼んだぞ影狼)

 (任せてよッ!)


「ワウォーンッ!」


 影狼がアルゴスの注目を誘う


「オオオオオオッ!」


 アルゴスもそれに気付き、殴りかかっていく

 アルゴスって短気だよなぁ……いや、短気っていうより生物を見たら殴っているからもっと悪いな

 さて、影狼はあれをどうやって避けるか……


「……って!避ける気配がねー!影狼!避けろッ!」

「ワァウッ!ガァウ」

 大丈夫ッ!【陽炎カゲロウ


 ドンッ!


「影狼ッ!……」

「ワァウッ!ガァウガウッ!」

 私は大丈夫ッ!セイヤはブレスの用意をッ!


 ッ!?影狼?


「生きてたのかッ!って!何でいっぱいいるのッ!?」

「ワァウ!ガァウ」

 私の技のおかげたよ!陽炎って言うの、熱気で幻影を作って見せてるんだよ

「いつの間にそんな技を……」


 多分俺がいない間に頑張ったんだろうな


「俺も負けてられないな!……特大のブレスを射つにはやっぱり大砲かな」


 でも、俺の影だけじゃ大砲を作るには不十分だ。なら、何を使うか?そんなの決まっている。

 …………アルゴスの影を使わせてもらう♪


「【影収集】……こんなにあれば十分だ!【影兵器シャドウウェポンズ:影大砲シャドウキャノン】!……デカイな…これなら結構なブレスが射てるな……」

「ワァウッ!?」

 セイヤまだッ!?

「もう少しだッ!……魔竜弾ブレスブレッド火.水.風.土.雷.光.闇属性装填、発射準備よし……」


 (影狼、退いてくれ)

 (りょーかいッ!)


 よし、ちゃんと射程外にいったな


「おいアルゴス!こっちを見ろよッ!」

「オオオオオオッ!」


 やっぱり殴りかかってくるか……


「だがもう遅いッ!【レジェンドブレス】発射ッ!」


 ドッガーンッ!!


「ウギャアアアアッ!」


 アルゴスがしゃがんだが、顔には当たり、顔を吹っ飛ばし、後ろの山も吹き飛ばした


 俺は最後の力を振り絞ってアルゴスの死体を影に入れていく

 半分入れたところで俺は意識を失ったのだった……

総合評価よろしくお願いします!!

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