俺のアルゴス退治開始
アイツを倒すとして、どうやってやるかだな……
「やっぱりあの100の眼をどうにかしないとな」
なら説1が一番効果てきだよな……でも俺は、アイツを眠らせる事をできる技なんてないしな、目眩ましくらいはできるけど……
どうすればいいか……
「オオオオオッ!」
ブンッ!!
「同じ手を二度もくらうわけないだろッ!【影術式:反射障壁】!」
ドンッ!……ドッガッーン!
アルゴスの拳が反射障壁に触れた瞬間、アルゴスの殴った衝撃がアルゴス自身に跳ね返り、バランスを崩し、後ろへ倒れていった
パリンッ!
「一撃で反射障壁を壊すって……くらったら即死間違いなしだ」
今まで反射障壁を壊した奴なんていなかったよな……まぁ、当たらなければ意味はないよな
「……今のうちに隠れておくか……【影潜り】」
(これでバレる心配はないな)
ドーンッ!ドーン!
アルゴスが立ち、周りを見回している
(俺を探してるのか?ありがたいな。エルザさん達を追う可能性があったが大丈夫そうだな)
「とりあえずブレスでも射っておくか……魔竜弾:ファイヤーブレス装填、発射準備よし……【ファイヤーブレス】!」
「オオオオオッ!!」
体全体を狙っていたが、100ある眼に見られ、左腕にしか当てる事が出来なかった。
アルゴスの左腕は、焼き焦げ使い物にならなくなっていた
「さすがのアルゴスでもブレスを防ぐ事が出来なかったか」
このままブレスを使い続ければ勝てるが、ブレスブレッドにも制限がある。1日3発が限界だ。3発を超え、射とうとするとリボルバーが砕け、その日はリボルバー作る事が出来なくなる。
だから残った2発でアルゴスを倒さないといけない。欲を言えば1発は残しておきたい。後々何があるか分からないからな……
「実質はあと1発か……これを当てるにはアイツの動きを止めるしかないな」
「オオオオオォォォォォォォッ!」
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
「クソッ!アイツ暴れまわってやがる!これじゃあ動きを止める事が出来ねぇ!」
どうするッ!?……何か!何かアイツを止める方法があるはずだ!!
『目眩ましくらいはできるけど……』
……ッ!!これだ!アイツの眼さえ見えなければ真正面からブレスを当てられるはずだ!
「そうと分かればすぐに行動だ!」
影潜りの状態で動き、アルゴスを囲うように仕掛けをセットする
仕掛けをセットし終わり、影から抜け出す。そして、アルゴスの真正面に立った
「おいアルゴス、お前がどうしてこの世界で邪獣なんかをしているかは知らないが、俺達の邪魔をしたことにはかわりない。だからお前にはここで死んでもらう。わるく思うなよ」
「ウオオオオオッ!」
アルゴスが殴りかかってくる
「もう遅い!【ライトボール『爆』】!」
ピカッ!ピカッ!ピカッ!ピカッ!ピカッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!
仕掛けていた数十ものライトボールが光ながら爆発していく
「ガァァアアッ!!」
アルゴスは、顔にある両目を押さえて動くことができない
今のアルゴスを見ているとラピ○タのム○カ大佐を見ているようだ。『目がぁぁー!』
「アルゴス、これで終わりだ……【ファイヤーブレス】発射!!」
「ウガァアァァァアッ!!」
ブレスはアルゴスに完全に当たり、アルゴスを焼き尽くしていく……
「終わった~!影潜りがなかったら危なかったな……あ、死体を回収しないとな」
ガサッ!ボロボロ……
「ん?なんだ今の音?」
「ウオオオオオッ!!」
「なっ!?」
何故アルゴスが生きている!?あのブレスを受けて焼き尽くされた姿を見たぞッ!
「な、何で"無傷"なんだ……」
俺が1発目のブレスで黒焦げになった左腕が元に戻っていた
「いったいどうなっているんだ…………もしかしてあの???のステータスに秘密があるのか…」
それ以外の考えが思い浮かばなかった
「だったら今ステータスを見れば分かるんじゃないか……【鑑定】」
アルゴス 邪獣 Sランク
能力:孔雀の眼
(1週間に1度、致命傷を全快させる事ができる)
魔法:なし
スキル:死角なき瞳
(常時発動、目が開いている間は隙がなくなる)
ヘルメスへの恨み
(1度だけ死んでも蘇る事ができる)
ヘルメス何してんだよー!お前のせいで俺がピンチじゃねーか!
それに孔雀の眼って何だよ!強すぎるだろッ!
まぁ、孔雀の眼っていう名前はアルゴスにピッタリかもな……孔雀の模様がアルゴスの目で出来てるっていう説もあるしな
「さて、現実逃避はこれくらいにして、どうしようこの状況……」
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